噂が招いた史上最大のパニック「豊川信金事件」

昭和48年、愛知県の豊川信金に就職が決まった女子高生が、友達に「信用金庫は危ないらしいよ」と冗談を言われたことが始まる
女子高生は、帰宅して親戚に電話で「信用金庫は危ないの?」と相談する
親戚は、信用金庫の本店の近くに住む親戚に「信用金庫は危ないのか?」と聞く
その親戚は美容院で「信用金庫は危ないらしいよ」と話した
その美容院に たまたまいたクリーニング屋の主人が、その話を聞く
主人は家に帰り、妻に「信用金庫は危ないらしいよ」と話をする
その妻が、主婦仲間に話を広げる
クリーニング店にサラリーマンの男性が電話を借りに来た
「豊川信用金庫から100万円をおろしてくれ」と電話で話す
後に分かったことだが、この100万円は会社で使うお金のことだった
この電話を聞いた人が、豊川信用金庫が潰れてしまうと勘違いし、急いで180万円 引き落とした
その「信用金庫はつぶれてしまう」という話を地元のアマチュア無線家が無線で広めてしまう
噂はエスカレートし、信用金庫の理事長が責任を取って自殺した、というデマが生まれた
その結果、豊川信用金庫の窓口に5000人が殺到し、お金を引き出すパニックとなった
3日間で26億円が引き出された
その後、自殺したはずの理事長が窓口に現れ、
パニックに対応したことで、自殺していなかったとパニックは、どんどん収束に向かった

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