Category Archives: 言葉/語源

●酔いを表現する「べろんべろん」と「ぐでんぐでん」の違い
 
「べろんべろん」の語源は「へろへろ」
へろへろとは、立っていられないほど弱々しい様子を表している
擬態語の変化にはルールがある
より強調したい場合は、濁点をつけ、「ん」をつける
「へろへろ」を強調するために濁点をつけて「べろべろ」
さらに「ん」をつけて「べろんべろん」と変化していったと考えられる
 
立っていられない「へろへろ」を強調した「べろんべろん」は、
立ち上がれないほど酔っぱらっている様子を表している
「ぐでんぐでん」の語源は、「ぐだぐだ」
ぐだぐだとは、同じことを言い続けるという意味
「ぐだぐだ」が「ぐでぐで」に変化し、
「ぐでぐで」を強調し、「ん」をつけて「ぐでんぐでん」に
同じことを言い続ける「ぐだぐだ」を
強調した「ぐでんぐでん」は、
くだらないことを延々繰り返す酔っぱらっている状態を表している

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●おじやと雑炊の違い
おじやと雑炊の材料は、同じだが、1つだけ作業工程が異なる
おじやは、ご飯をそのまま鍋に入れるが、
雑炊は、ご飯を水で洗って、ぬめりをとってから鍋に入れる
 
●雑炊が誕生したのは戦国時代
戦の最中は、ゆっくり食事する暇がない
炊いたご飯を煮るとドロドロして食べるのに時間がかかる
そこでご飯を水で洗ってから煮ることで
サラサラと汁のようにかきこめると考案された
 
●雑炊は、元々増水と呼ばれていた
増水は、水分を増した料理として増水と呼ばれていた
その後、野菜や肉、魚介を加えるようになり、
雑多なモノと炊くという意味で雑炊という字をあてるようになった
 
●おじやの「じや」は、ご飯を炊く音に由来
おじやが誕生したのは、室町時代
宮中に仕える女性は、「おにぎり」や「おひや」など
言葉の頭に「お」をつける独特な文化があった
おじやを作る時、ご飯が煮える音が
「じやじや」と聞こえたことから「おじや」と呼ばれるようになった

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●印鑑とハンコは、まったく違う
ハンコを使って押したモノを印影という
印影を役所や銀行に届け出をして登録した印影を印鑑という
なので印鑑を押すという表現は、間違っている
 
●ハンコを印鑑だと勘違いしている人が多いワケ
明治時代、印鑑登録制度が導入され、
実印の登録が全国の役所で始まった
すると多くの人が、印鑑という言葉を
よく耳にするようになり、ハンコと印鑑を混同してしまった
いつしかハンコ自体の事を印鑑と言うようになった
 
●ハンコは俗称、正式名称は印章
昔 中国でハンコの事を印や章と呼んでいた
ハンコが日本に伝わり、日本では
印と章を合わせて印章と呼ぶようになった
印章をハンコと呼ぶようになったのは、江戸時代
ハンコの由来は、浮世絵
浮世絵などの版画に使われた絵や文字を
彫られた木を版行(はんこう)と呼んでいた
同じ絵柄を何度も刷ることができる版行と
同じ印を押せる印章が似たような道具だったため
印章を次第にハンコと呼ぶようになった

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●「ごめんなさい」と「すみません」の使い方の違い
 
日本国語大辞典 元編集長:神永曉によると
「ごめんなさい」と「すみません」にはそれぞれ適した使い方がある
 
「ごめんなさい」は「御免なさい」と書く
「免」には「許す」という意味がある
「御」をつけているが、一方的に「許しなさい」と命令している言葉
この場で終わりにしたい時に使う言葉
 
「すみません」は「済みません」と書く
「済む」は「終わり」の言葉
「済みではありません」なので「「終わりではない」を表す言葉
この場では終われない、このあと償いたいという時に使う言葉
 
「申し訳ありません」の「申す」は「言う」という意味
「言うべきことは何もありません」となり、
全て自分に非があり、償いようがないという意味で最上級の謝罪の言葉

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アメリカンドックやフランクフルトを買ったときについてくるアレ
マスタードとケチャップを片手で簡単にかけることができるアレ
 
名前は、ディスペンパックという
 
34年前にアメリカの発明家が考案した
元々は調味料をかけるためではなく、
高い場所で作業する人がケガをした際、
片手で簡単に薬が塗れる医療用として考案された

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●「こんにちは」は、遊女が客との距離を縮めるために省略した挨拶
江戸時代「こんにちは」は、挨拶の言葉として、
それだけで使われる言葉ではなく
「今日は(こんにちは)、お日柄も良くて…」など
後ろに文をつけないと意味が伝わらない挨拶の一部だった
 
「こんにちは」と省略されるきっかけは、遊郭
元々、遊郭の遊女の間で使われていた挨拶だと言われている
客を遊女がもてなすときに
「こんにちはお早いお着きでご苦労様です」と畏まった挨拶をしていた
そこで「こんにちは」と親しみを込めて言うことで
客との距離が縮まると、遊女の間で流行した
「こんばんは」も同じ

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●飯(めし)の語源は、召し上がる
室町時代、白いお米はとても貴重だったため、
庶民は白米に粟や麦など様々な具材を混ぜてかさ増しして食べていた
「召し上がる」から「めし」と呼んでいた
 
●ご飯は、白米100%の炊きたて
一方、身分の高い貴族は、炊きたての白米を食べていた
貴族は、白米100%の炊きたてを「ご飯」と呼んでいた
中国から白米を表す「飯(はん)」という漢字が入って来て、
白米100%の炊き立ての米は貴重なので
「御」をつけて「御飯」と呼ぶようになった
 
白米100%の炊きたてのご飯に庶民は強い憧れを持ち、
一気に広まっていった
 
室町時代以降は、炊き立ての白米を「ご飯」
それ以外の米料理を「飯」と使い分けるようになった

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●薬の室温保存と常温保存の違い
薬の室温の定義は、1℃~30℃
常温の定義は、15℃~25℃
薬の温度管理を間違えると、成分が変化してしまうことがある
 
●殺菌と滅菌の違い
滅菌は、ほぼ全ての金を死滅させるという意味
菌の生存する確率が、1/100万以下
殺菌は、全ての菌ではなくある特定の菌を殺すという意味
菌をどれくらい殺すかについては、明確に決められていない

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鮭には、シャケとサケの2つの呼び方がある
シャケはサケから生まれた言葉ではなく、
全く別々に生まれた呼び方で、どちらが正しいワケでもない
 
●先に生まれたのは、サケ
平安時代に作られた延喜式という法令集には、
伊豆はサケの干物を120匹 納めなければならないと書かれている
平安時代には、サケが一般的だった
鮭の由来は、鮭の身が裂けやすいため
 
●シャケは、江戸時代から使われ始めた
アイヌ語で鮭を意味する言葉が、変化してシャケになったと考えられている
北海道で暮らしていたアイヌ人は、鮭を食べ、鮭の皮で服や靴を作っていた
アイヌ人は、鮭をシャケンベと呼んでいた
江戸幕府とアイヌ人は、鮭と米を交換する交易をはじめ、
江戸の町に大量のシャケンベが届けられた
その後、シャケンベのシャケだけをとり、シャケと呼ばれるようになった

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