気象/自然現象」カテゴリーアーカイブ

●雨のニオイの正体
 
雨の日には、何となく雨のニオイがするもの
 
その匂いをペトリコールという
ギリシャ語で石の香りという意味
1964年にオーストラリア連邦科学産業研究機構の鉱物学者Isabel Joy BearとR. G. Thomasがネイチャーに発表した論文の中で作られた造語
 
特定の植物から生じた油が地面が乾燥している時に粘土質の土壌や岩石の表面に吸着し、雨によって土壌や岩石から放出されることにより独特の匂いが発生する
 
他にも雷によって発生するオゾンや土壌中の細菌が発生させるゲオスミンもにおいの原因とされている

(216)

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●気象予報士は江戸時代にも存在していた
未来の天気を予報することは、
古代から朝廷に専門の役職がおかれるなど
権力者が担う重要な役割であると考えられていた
江戸時代には、日和見、日知りという気象予報士のような仕事が、
民間で確立し、人々に大きな影響力を持っていた
 
漁村では明日の天気が分からないと漁ができない
天気を知る人は、村の人の運命を握っていた
 
●200年前、雨女は、妖怪だった
雨の日に現れる堕落した神様の姿だという説もある

(391)

自宅や職場、学校など特定の場所の地震のリスクが知ることができる防災科学技術研究所の地震ハザードステーション
 
地震ハザードステーション
 
知りたい住所の緯度経度を入力するだけで
250m四方ごとの地盤の弱さ、各震度の遭遇確率など
 
緯度経度を調べるには、こちらが便利です

(139)

ニュースで発表される梅雨入り
●天気予報の梅雨入りは、全て仮発表
 
梅雨とは、強い勢力の太平洋側の小笠原気団と
日本海側のオホーツク海気団が、お互い張り合い、
前線が停滞してしまう状態
 
しかし本当に梅雨だったかは、6月の段階では分からない
梅雨入りは、後から分かる話
全てのデータが揃う9月なると
今年の梅雨入りと梅雨明けの特定が発表される

(362)

雪には、サラサラした粉雪とベチャッとしたボタン雪がある
 
気象予報士:森田正光によると
●雪が降るメカニズム
 
気温が0℃以下になる上空数千m
目に見えないホコリやチリに水蒸気が
一瞬にして凍り付き、氷の粒ができる
それは枝が育つように成長して六角形の雪の結晶になる
大きくなり重くなると地上に落ちて来る
 
雪の結晶が解けずに地上に落ちてくると粉雪
気温が低い場所にしか降らない
 
しかし落ちてくる間、地上の気温が高いと少し解け、
周りの雪の結晶とくっついてしまう
少し解けた雪の結晶がたくさんくっついたのがボタン雪

(453)

朽ちた植物が堆積し、長い時間をかけてできる石炭のような泥炭
火がつきやすく地中でも燃え広がる
それが泥炭火災
消しても消しても別の場所で燃え続ける厄介な火災
 
その原因は、インドネシアの伝統農法、焼き畑農業
これまでは雨期になればまとまった雨が降り
泥炭についた火が消えていたが、
近年の異常気象で乾季が長引き、森林火災へと拡大
 
2015年の泥炭火災は、大火災となり
東京23区の50倍に達する約300万ヘクタールの森林が焼失した

(371)

●台風が温帯低気圧に変わったは、勢力が弱まったわけではない
 
温帯低気圧とは、温かい空気の渦の台風に
冷たい空気が流れ込んだ状態
むしろ温帯低気圧の方が、大雨になったり風が強まる可能性がある
 
●雨模様とは、曇りを意味する
雨が降りそうで降らない という意味で、傘は必要ない
元々の言葉は、あまもよい(雨催い)
催すとは、これから降りそうな状態のこと
 
●時々雨と一時雨の違い
一時雨は、6時間未満 降る雨のこと
時々雨は、6時間以上 12時間未満 降る雨のこと

(411)

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