刺身」タグアーカイブ

●お刺身とお造りは、どちらも同じ料理
お刺身は、関東で生まれた言葉
お造りは、関西で生まれた言葉
 
生の魚を切ったモノを切り身と言っていた
江戸時代、切るという言葉が縁起が悪く、嫌われた
その語源は、調理した魚の身に、その魚のヒレを刺して盛りつけたから
 
京都では公家文化が長かったため、
切り身や刺し身などの江戸の言葉があまり受け入れられなかった
京都は、海から遠く生魚が傷みやすかった
そこで昆布で包む昆布締めや、
熱湯を皮目にかけて殺菌する調理法でひと手間かけて造っていた
このひと手間かけて造ることから、お造りという言葉が生まれた
 
関東大震災のあと、復興のため関西の料理人が東京に来た
現在 関東では、お造りとお刺身が混在している

(358)

スポンサード リンク
●魚の切身を「刺身」と呼ぶようになったワケ
 
昔、魚を切ると魚の種類が分からなくなるので
エラやヒレを切身に刺して分かるようにした
 
また切身は、腹を切るを連想すると武士が嫌がったため
 
関西では、原則として鯛などの海の物に限られているが、
魚を切る事を「作り身」といい、
それに接頭語を付けた「お造り」という言葉が生まれたとされる

(184)

スーパーで販売している刺身は、
一点盛りと盛り合わせで大きな違いがある
食品表示法によれば、
1点盛りは生鮮食品、盛り合わせは加工食品
 
●刺身の盛り合わせは、加工食品なので産地表記が必要ない
 
生鮮食品は、産地?養殖か?天然か?
冷凍なのか?生なのか?など厳密に表示しなければいけない
 
しかし加工品は材料について詳細を表記する義務はない
多少古かろうが、色んなものが混ざっていようが、
見極めがつかなくなる

(257)

スポンサード リンク