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醤油の誕生は、偶然の産物だった
 
●醤油が誕生したのは、1254年 鎌倉時代
中国に渡り 禅宗を学んだ僧侶 心地覚心は、
径山寺味噌の製法を日本に持ち帰った
径山寺味噌とは、今も和歌山県などで生産される金山寺味噌
キュウリなどをつけて食べるもろみ味噌の一種
その味噌を作っていると、味噌樽から垂れる液体を見つけた
舐めてみると驚くほど美味しい
醤油は、金山寺味噌の副産物として誕生した
 
●醤油が庶民に普及したのは、江戸時代
醤油の一大産地が、今の千葉県野田市にできたことで江戸に醤油が一気に広がった
醤油の普及により、握り寿司、うなぎの蒲焼き、天ぷら、そばが食べられるように

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●味噌煮込みうどんが名古屋の名物になったのは、武田信玄と徳川家康のおかげ
 
徳川家康の地元 岡崎城近くの八丁村で作られていた八丁味噌を
家康はこよなく愛し、何にでも使って食べていた
 
武田信玄は、太い麺と野菜を煮込んだ山梨の名物ほうとうを陣中食としていた
 
信玄亡き後、武田家は滅び、その家臣たちは、
ほうとう作りの技と共に徳川家に仕えると
そのほうとうを家康が大好きな八丁味噌で
煮込んだことで味噌煮込みうどんが誕生した

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食卓塩を摂りすぎると高血圧になる
広島大学 渡辺教授らの研究グループによると
●食卓塩と同量の塩分を味噌から摂取しても血圧は上昇しないことが分かった
 
味噌は、大豆や塩に麹を加えて発酵させるため、約1500種類の成分が含まれている
その中に腎臓から食塩を排出する成分があること発見された
日本人は、摂取する塩分は諸外国より高いが、血圧はかなり低い
これは味噌などの発酵食品を多く食べているからではないかと言われている
 
さらに、
●研究によって味噌には、血圧上昇や胃がんを抑制することが実証された
 
●米麹味噌は血液中の塩分を体外へ排出するのを助ける成分が含まれている
摂取した食塩の30~50%を排出することが分かった
麦味噌や豆味噌には、その効果が確認されていない
 
●味噌汁を飲まない人に比べて、1日2杯以上飲む人は、高血圧になるリスクが約80%低下する
 
●順天堂大学:小林弘幸が推奨する長生き味噌汁
メラノイジンが豊富な赤味噌、GABAが豊富な白味噌、
腸内環境を整えるオリゴ糖が豊富なすりおりした玉ねぎ、
グルコン酸が豊富なリンゴ酢をボウルに入れて、
かき混ぜればスペシャル味噌の完成
スペシャル味噌を溶かしたスープを飲むだけでも腸内環境は良くしてくれる
最初に味噌汁を飲んで、その後にご飯やおかずを食べると
血糖値が上がるのを抑えてくれる
1杯分は、約30g

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塩分を摂ると高血圧になると、言われているが、
●塩分摂取と高血圧に相関関係はない
日本人の塩分摂取料は、戦後から現在に至るまで半分に減った
しかし高血圧患者数は、右肩上がり
塩≠高血圧ではないことが言える
 
アメリカのラッシュ大学が行った3年間の追跡調査によると
1日の塩分量6.35g未満に減塩した心臓病患者は、
減塩していない患者に比べて、死亡リスクが85%も高い結果が出ている
 
北品川藤クリニック:石原藤樹によると
●みそ汁は、塩分過多の原因ではない
高血圧な人こそ、みそ汁を飲んだほうが良い
味噌の中には、血圧を下げる働きや
塩を腎臓から出す働きがあるため塩分が打ち消される
みそ汁に含まれる大豆イソフラボンには、
動脈硬化を抑え、血管を若返らせる効果がある

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●原料が同じ白味噌と赤味噌の違い
 
どちらも原料は大豆で、
大豆を水に浸けた後、熱を加えるのは一緒だが、
赤味噌は、大豆を蒸して加熱
白味噌は、大豆を煮て加熱している
 
大豆を蒸すと茶色く仕上がるが、
大豆を煮ると茶色くするために
必要なアミノ酸が湯に溶け出して白くなる
さらにより白くするために麹を多く使用する
そのため白味噌は、高い美肌効果が期待できる

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●鉄やすりは、仕上げの工程で味噌を塗っている
 
鉄やすりのベースとなる鉄の棒をプレスして成形
表面をやすり状に削る
そして食用の味噌を水で溶かし、やすりを浸す
味噌を塗ったまま しばらく乾燥させる
最後に800℃の鉛の中に入れて、硬度を高める
 
味噌を塗っておくことで、
味噌に含まれる炭素をやすりが吸収し硬くなる
さらに やすりの目に鉛が詰まるのを防いでくれる
 
ちなみに江戸時代からすでに
やすりに味噌を塗って仕上げていたという

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