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ユダヤ人女性哲学者:ハンナ・アーレントは、
アイヒマンは、どこにでもいるような人物と分析した
そして「誰でもアイヒマンになりうる」と雑誌に発表した
 
1961年、エール大学、
のちにアイヒマン実験と呼ばれる このミルグラム実験は、
ごく普通の人間でも状況次第では
人を殺してしまうことを示している
実験参加者は20~50代の男性40人
先生役と生徒役に分かれた記憶力の実験と説明されていた
先生役は隣の部屋にいる生徒役に問題を出し、
生徒役が間違えたら電気ショックを与える
実験を決めるかどうかを決めるのは、
先生より立場が上の博士役
先生役は生徒役が間違えるたびに
電気ショックのパワーを上げていく
どこまで言われるままにパワーを上げてしまうのか?
 
生徒役が苦しむと先生役は実験中止を博士役に訴えるが、
博士役は冷淡に実験の進行を指示
実は電気ショックを受ける生徒役は、
完全なる演技で苦しむフリをしているだけ
指示を出す博士役も仕掛け人
何も知らないのは、電気ショックを与える先生役のみ
つまりアイヒマンの立場にある人
 
結果、40名中26名もの人が命令されるがままに
命を脅かすレベルの最大電圧のスイッチを押した
 
人は閉鎖された環境で命令されると逆らえず、
善悪の判断がつかなくなることが分かった

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