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浮世絵師:葛飾北斎の様々な富士山を描いた富嶽三十六景
中でも有名なのが、「赤富士」
実は「赤富士」は通称
北斎が名付けた正式名称は、「富嶽三十六景・凱風快晴」
●北斎の赤富士の赤は、他人が勝手に塗り替えた
元々の色は、ほぼ白
 
浮世絵は、デザインを元に彫り師が版木を作製
版木は、それぞれの色ごとに作られる
そして擦り師によって色を擦り重ね、色をつけていく
 
赤富士の富士山を赤く塗ったのは、版元
浮世絵師に仕事を依頼して販売する版元
版元は、絵師に許可なく勝手に色を変えても良い権限を持っている
初ずりと呼ばれる最初の200枚までは浮世絵師の指示通り作製するが、
そのあとは、版元の判断で塗り替えることができた

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