海苔」タグアーカイブ

●海苔は、正方形に見えるが、ちょっとだけ長方形
サイズは、縦21㎝、横19㎝とちょっとだけ長方形
海苔が長方形なのは、効率よくたくさん運ぶため
縦21㎝、横19㎝のサイズは、全形と言い、江戸時代の頃から変わらない
 
海苔の運搬に使っていたのが、海苔平箱
この箱の大きさに合わせて海苔の大きさが決まった
横87㎝、縦40㎝、高さ25㎝
海苔を2つ折りにした9.5㎝幅を1列300枚、
ピッタリ詰めると1箱で2400枚もの海苔を運ぶことができた
 
江戸時代、運搬は、大八車を使っていた
大八車の幅が90㎝、海苔平箱は87㎝
大八車に合わせた海苔平箱に合うサイズの海苔が全形ということ

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海苔も一緒に売るお茶屋は多い
●お茶屋がお茶だけでなく海苔も販売しているワケ
 
お茶の旬と海苔の旬が異なっているから
新茶のお茶が採れるのは4月~5月、その後、10月まで生産される
11月~12月に旬を迎える海苔は、
翌年の3月まで採れるため年間を通して利益が得られる
 
さらにお茶の保存条件は、日が当たらず涼しく湿気が少ない所
その保存条件と同じなのが、海苔だった

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1973年に発売された桃屋の江戸むらさき ごはんですよ!
 
●あおさ海苔を使用
おにぎりなどで使用する黒海苔で佃煮を作ると
風味が悪くて固い食感になってしまう
海苔の風味が良い あおさ海苔を使用し、
トロっとした柔らかい食感に仕上げている
伊勢湾と三河湾で採れた高級海苔を使用している
 
●味付けは砂糖と醤油以外に、隠し味にホタテとカツオの旨み
ホタテとカツオからとった旨みエキスを隠し味を追加している
 
●開封したら2週間を目安に食べ切った方が良い
保存料が一切入っていないので、意外と賞味期限が短い
 
●ごはんですよ!の商品名
商品が完成した時にどんな商品名にするか先代の社長が悩んでいた
ある日、社長の奥さんが「ごはんですよ!」と夕飯ができたことを伝えに来た
「それだ!」と商品名に決めたが、周りの社員からは大反対だった

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●海苔を炙るのは、パリッとさせるためだけではない
 
海苔をサッと火で炙ると、旨味成分が増す
 
山本海苔店の研究によると
焼く前のグルタミン酸は324、イノシン酸は58
 
焼いた後のグルタミン酸は、約3.5倍の1177
イノシン酸は、約3倍の159に増える

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●コンビニのおにぎりは、2種類の海苔を使い分けている
有明海産の海苔が使われているのは、
手巻きタイプのおにぎり
瀬戸内海産の海苔が使われているのは、
最初から海苔が巻いてあったり油が多い おにぎり
 
有明海は潮の満ち干が大きいため、
海の中にある海苔が、潮が引いた時に空気に触れ、
日光をしっかり浴びる
そのため有明海産の海苔は、
パリッとした食感に仕上がる
 
一方、瀬戸内海産の海苔は、四六時中
海の中に海苔が浸かっていて、
強い潮の流れで育つため、
繊維が太く歯ごたえがしっかりしている
 
●おにぎりとおむすびの違い
おむすびは髪に捧げる供物のため、山の形 三角形でないとダメ
おにぎりの起源は、握り飯なのでどんな形でもOK

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