香典の香は、線香を意味する 2019年9月19日 コメントを残す ●香典の香は、線香を意味する 仏教では、死者は線香の香りを食べると考えられている それは4~5世紀の北インドの高名な僧侶 世親の俱舎論にある そこには、人は死後生まれ変わるまでの 四十九日の間、香を食す、と記述されている 線香は、高級品であったため香典は元来 米や野菜が一般的だった それがお金で渡すようになったのは、明治以降 香典を渡すのは、亡くなった方の食べ物をお供えするということ (151) スポンサード リンク
蚊取り線香が、グルグルと渦を巻いているワケ 2019年9月13日 コメントを残す ●蚊取り線香が、グルグルと渦を巻いているワケ 蚊取り線香トップシェアのKINCHOによると 蚊取り線香が、渦を巻いているのは、長持ちさせるため 130年前、開発当時の蚊取り線香は、 長さ20㎝の棒状で仏壇の線香に似た形をしていた その燃焼時間は、40分程度 しかし、長さを伸ばそうとすると途中で倒れたり折れてしまう そこで生まれたのが、渦巻き型線香 その持続時間は、約7時間 創業者の妻 ゆき夫人が、蛇がトグロを巻いているのを見て、 渦巻き型の蚊取り線香を思いついた (150)
線香が、どのメーカーも同じ長さになった理由 2016年5月2日 コメントを残す ●線香が、どのメーカーも同じ長さになった理由 その理由は、商家の若旦那と芸者の人情噺の たちぎれ線香という上方落語のネタにある 江戸時代は、庶民にとって時計が無い時代 遊郭の芸者が線香に火をつけ、 線香がたちきれるまでが、若旦那の時間 線香の長さが同じなのは、 線香が時間を測る道具だった名残り ●一本立ちの由来 芸者も一人前になると 線香一本分の時間を客が飽きずにいられることから 一本立ちするという言葉が生まれた (433)