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診断されてからの5年生存率が、9.2%しかない すい臓がん
 
すい臓がん治療の第一人者 静岡がんセンター:上坂克彦によると
●すい臓がんとは?
食べ物を分解する消化液:すい液を作る すい臓
胃で消化された食べ物が十二指腸に送られると、
すい液が出て、炭水化物やタンパク質、
脂質を分解し、吸収を助ける
すい液は、1日約1リットルも分泌される、
体の中で最も強力な消化液
すい液の通り道である すい管から発生した腫瘍を すい臓がんという
すい管で発生した腫瘍が
近くを通る神経に触れた時に初めて激痛が起こる
痛みが起きた時には、腫瘍が大きく、手術はほぼ不可能な状態
 
●すい臓がんを発症するリスク
1、体重÷(身長×身長)=BMI30以上の肥満の人は、
正常値の人に比べて、すい臓がんの発症リスクが3.5倍
2、タバコを1日40本以上吸う人は、
すい臓がんの発症リスクが3.3倍高まる
3、お酒を毎日たくさん飲む人もすい臓がんの発症リスクが高まる
 
●すい臓がんになると白目が黄色くなる黄疸が見られる
すい臓の右側に腫瘍ができると消化液である胆汁を運ぶ管が圧迫される
圧迫されると胆汁は流れなくなり、
血液の中にあふれて胆汁の黄色い色素が
全身に広がり白目が黄色くなる
この時点で発見できる すい臓がんは、手術で切れるケースが多い
 
●突然 糖尿病になった人は、すい臓がんの疑いがある
すい臓は、血糖値を下げるインスリンを作る
しかしすい臓に腫瘍ができると すい臓の働きが落ちる
インスリンの分泌が悪くなり、
血糖値を下げられずに急に糖尿病を発症する
何の前触れもなく突然 糖尿病になった人は、
すい臓がんの疑いがある
 
●魚に多く含まれるDHAの摂取が多い人は、すい臓がんの発症率が3割低い
国立がん研究センターが82000人を
15年間にわたって追跡調査した結果

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腫瘍内科医:星野泰三によると
●がん予防に効果的な食べ物は、ブロッコリーの新芽
ブロッコリースプラウトという名前でスーパーなどで販売している
ブロッコリーに大量に含まれる成分:スルフォラファンは、
発がん性物質をやっつける作用がある
さらに新芽には、一般的なブロッコリーと比べて
スルフォラファンが7倍以上 濃縮して含まれている
1日20g以上を目安に生のまま食べる方がより効果的
 
●がん予防に効果的な食べ物
・熟成した黒ニンニクのは、がん細胞の増殖を抑える成分が多い
1日、2、3片を目安に食べると効果的
・ハト麦茶には、がん細胞の発生を抑える成分が含まれている
1日0.5~1リットルを目安に飲むと良い
・イソフラボンを含む大豆製品には、乳がん、
前立腺がん、大腸がんなどの予防効果があると言われている
毎日適度に摂るように心がけると良い
しかしイソフラボンは女性ホルモン的な作用があるので、
男性は無茶苦茶な量を食べない方が良い
 
●牛肉ばかり食べていると腸内にがんを誘発する有毒な物質が
溜まり、大腸がんのリスクが上昇するという研究結果がある
牛肉を食べる前に握りこぶし1つ、2つ分の
キャベツを摂っておくと有毒なガスは排泄される
できれば高温加熱しない茹でた牛肉の方が良い

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