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細菌学の研究に従事し、黄熱病や梅毒の研究で知られる野口英世
実は、野口英世の元々の名前は、野口清作
 
●野口清作が英世に改名したワケ
坪内逍遥の流行小説「当世書生気質」と出会ったことがきっかけとなった
その本を読んで野口は驚いた
その内容は、田舎から出てきた秀才の医学生が、
女と酒にハマり、自堕落な生活を送るというもの
その主人公の名前が、野々口精作
さらに小説の精作は、最期 自暴自棄になって自殺してしまう
 
まるで自分の末路を書かれているようで怖くなった
野口はこの小説の主人公と無関係であることを示すために改名を決意した
 
しかし簡単に改名を認められない時代
改名を許された条件が、同じ村に同じ名前の者がいる場合
そこで野口は、たまたま同じ村で生まれた清作という赤ん坊を探し出し、
強引に野口家の養子縁組をした
こうして同じ村に2人の野口清作が誕生させ、役所に訴え、英世に改名した

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野口英世は巨額のお金を借りる借金王
お金が入ると日頃の欲求不満を解消しに
人を連れて飲み屋に行ってしまう
清国にペスト予防に行く時、
国から渡航手当96円(現在の14万円くらい)を借金の返済にあててしまった
結局、渡航の為の資金は、別の人に借金したと云う
 
野口英世は、研究のためアメリカに行きたいと考えていた
そこに斉藤ます子と婚約すれば
600万円の渡米費用を提供してくれる縁談話が舞い込んできた
英世はこれに飛びついた
その気もない婚約をし、渡米費用を手に入れた
しかし、結局は結婚には至らなかったと云う
その気もない婚約で手にした渡米費用
さらにその大切なお金をあろうことか
友人と盛大なお別れ会をし、一晩で使い切ってしまった
途方に暮れた英世が頼ったのは一人の恩師
英世に頼られた恩師は生まれて初めて
高利貸しから多額の金を借り渡米の資金を作った
 
このほかにも英世は恩人知人から
お金を借りまくり、それらはほぼ踏み倒している
小学校の校長から200円(約28万円)
アメリカで後輩から毎週30ドル(約4万円)
帰国のため友人から5000円(約700万円)
彼らは、英世の非凡な才能を見抜き
「埋もれさせてはいけない」と援助を惜しまなかった

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