日本の桜が、ソメイヨシノばかりになったワケ

日本には、100種類以上の桜が存在しているのに、
桜の名所は、ほとんどがソメイヨシノばかり
●日本の桜は、ソメイヨシノばかりなのか?
ソメイヨシノは、江戸の染井村(東京都豊島区駒込地域)が発祥の地
 
江戸時代は、現在より桜の品種改良が盛んだった
参勤交代で自国に変えられない大名が、自国の桜を江戸に持ってきた
そのため江戸には、数多くの桜の品種が集まった
 
染井村は、植木職人の村
その中で腕利きとして名を馳せていた植木師 伊藤伊兵衛が、
エドヒガンとオオシマザクラをかけ合わせて、ソメイヨシノを作りあげた
江戸時代に一般的だったヤマザクラは、葉が出た後に花が咲く
先に花が咲くエドヒガンと花が大きいオオシマザクラをかけあわせ、
大きな花が葉より先に咲くソメイヨシノを作った
 
●ソメイヨシノは、圧倒的に成長が早いから
他の品種が花盛りまで15年かかるところ、ソメイヨシノは10年
この圧倒的な成長の早さが理由で、戦後、焼け野原になった日本を
満開の花で元気にする復興のシンボルとして各地に植えられたから

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