現在は、俳優も役者も同じ意味だが、そもそもの語源は全く違う

現在は、俳優も役者も一般的には同じ意味だが、
そもそもの語源は全く違う
 
●俳優は、奈良時代以前から使われている言葉
奈良時代に完成した日本書紀に俳優は記されている
当時は、「はいゆう」ではなく「わざおぎ」と呼ばれていた
「わざおぎ」とは、神事として魔除けや
豊作を願うために歌や踊りによって神様を喜ばせること
俳優には、現在の意味のような何かを演じるという意味は含まれていなかった
 
●役者は、室町時代から使われるようになった
室町時代以降、能や狂言が誕生し、
役をもらって演じる人を役者と呼ぶようになった
江戸時代になると物語を演じる役者が、
演目の中で歌や踊りも披露するようになったので、
いつしか俳優と役者の意味が混同してしまった

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