●京都誕生のきっかけとなった早良親王を祀る御霊神社
京都御所の北側に位置する御霊神社
江戸時代の観光書「都名所図会」では、
数ある観光地の中で京都御所に次いで二番目に記載されている
お祀りする神様は、桓武天皇の弟 早良親王
遷都した794年の少し前、京都市の隣 長岡市に都があったころ、
無実の罪を着せられ早良親王が亡くなった直後から、
大災害や疫病が流行し長岡京は荒れ果てた
すべては弟の怒り…そう考えた桓武天皇は、
都を現在の京都に移し、その際、何より先に造らせたのが、
早良親王の魂を強く鎮める御霊神社だった
日本には古来より、非業の死を遂げた人物を祀り、
負のパワーを鎮めることで後利益に変える信仰がある
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