童謡「証城寺の狸囃子」のその後

♪しょうしょう証城寺 証城寺の庭は つつ月夜だ みんな出てこいこいこい おいらのともだちゃ ぽんぽこぽんのぽん
 
作詞は、♪赤い靴を書いた野口雨情
作曲は、♪てるてる坊主を手掛けた中山晋平
 
●童謡「証城寺の狸囃子」のその後
同様のモデルとなった寺は、千葉県木更津市に実在する証城寺
昔、この寺には三味線を奏でる音楽が好きな和尚さんが住んでいた
ある晩、和尚さんが目を覚ますと庭の方からお囃子が聞こえてくる
庭にいたのは、大小100匹を超える狸
腹鼓を打ち、みな楽しそうに踊っている
それを見た和尚さんは、思わず輪の中に入って三味線を弾いた
こうして100匹を超える狸と和尚さんのお囃子が夜ごと続いた
4日目の晩、なぜか狸たちのお囃子が聞こえてこない
翌朝、寺の周りを調べてみると親タヌキの死骸があった
腹を叩きすぎたため、腹の皮が破れ、絶命していた
その後、和尚は親狸を哀れに思い、亡骸を手厚く葬った

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