ショートケーキのショートは、ショートニングが由来

日本で初めてショートケーキを販売したのは、不二家
大正11年にイチゴのケーキをショートケーキと命名して販売した
●ショートケーキのショートは、ショートニングが由来
 
明治43年、横浜 元町に藤井林右衛門が洋菓子店 不二家を開業
開店から2年後の大正元年に新商品開発の視察のためアメリカに渡った
当時アメリカで流行っていたショートケーキは、
スコーンのような生地でイチゴや生クリームを挟んだケーキだった
ショートケーキの名前の由来は、
植物性油や動物性油を固形状にした油脂(ショートニング)を使っているから
ビスケットなどのお菓子を作るときに生地をサクサクにするための材料
 
ショートケーキの美味しさに感動した藤井は、
帰国後、アメリカのショートケーキを参考に新しいケーキの開発を始める
アメリカのショートケーキの固くサクサクした食感は、日本人の口には合わない
そう思った藤井は、カステラをヒントにフワフワのスポンジ生地にすることを思いつく
完成したケーキは、スポンジ生地の上に生クリームとイチゴ、ミカンなどのフルーツ
アメリカのショートケーキを参考にしたからとショートケーキと名付けた
 
そのため不二家では、今でもイチゴを使ったホールケーキを
ショートケーキという商品名で販売している
 
その後、藤井は生クリームと一番相性の良いイチゴだけを乗せたショートケーキを作るように
そのショートケーキは、大評判となり、
全国の洋菓子店でもイチゴのショートケーキを作るようになったため、
日本ではイチゴを使ったケーキがショートケーキとして定着した

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