六曜がカレンダーに載るようになったワケ

カレンダーに書かれている大安、仏滅、赤口、先勝、
友引、先負は、六曜という中国から伝わった占い
6つの日は、縁起の良い順が決まっている
 
●六曜の縁起の良い順
大安→0時から24時まで縁起が良い吉
友引→11時から13時までが凶で、それ以外の時間帯は全て吉
先勝→0時から12時までは吉。12時から24時は凶
先負→0時から12時までは凶。12時から24時は吉
赤口→11時から13時までが吉で、それ以外の時間帯は全て凶
仏滅→0時から24時まで縁起が悪い凶
 
●六曜がカレンダーに載るようになったきっかけ
元々 暦に占いを載せる文化は昔からあったが、六曜ではなく
運勢を12パターンから占う十二直や
30パターンから占う納音(なっちん)など
六曜よりも複雑な占いが主流だった
庶民にとって占いは、生活の指針となっていた
しかし占いを信じ込むあまり、
賭博でお金を使い過ぎてしまうなど身を滅ぼす人が続出
 
明治5年、政府は占い禁止令を発令した
国民が根拠のない占いに惑わされているうちに
諸外国に遅れをとってと危惧し、暦に載っていた占いを全て禁止した
そこで暦屋は、禁止されていない六曜を載せた暦を売り出す
運勢が6パターンしかない六曜は、
単純でつまらないと全く人気がなく、
占い禁止令の対象に入っていなかった
生活の指針や占いを失っていた人々にとって
単純な六曜であろうと無いよりはマシと六曜が載った暦に殺到、
あっという間に全国に広まり、現在のカレンダーにも残っている

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