打ち上げ花火の「たまや~」「かぎや~」を叫ぶ正しい方向

江戸時代、鍵屋という有名な花火職人がいた
そこの番頭さんは あまりにも
腕が良いので独立を認め、玉屋の屋号を名乗った
 
鍵屋の守り神である鍵屋稲荷(東伏見稲荷神社)
向かって左側に鍵をくわえた狐様、
右側に擬宝珠をくわえた狐様が本殿を守っていることから、
鍵屋と玉屋という名前になった
 
隅田川の花火大会では、
両国橋よりも上流を玉屋が担当、下流を鍵屋が担当した
上流に「たまや~」、下流に「かぎや~」と叫ぶのが正しい
 
実際、“橋の上 玉屋玉屋の声ばかり”といった川柳が
詠まれるほど玉屋の人気が圧倒していた
 
ちなみに鍵屋は、(株)宗家花火鍵屋として現在も残っている
玉屋は、1843年の火事が原因で一代で廃業した

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