乗り物全般」カテゴリーアーカイブ

●自動改札機は、東京ではなく大阪で生まれた
1967年、世界で初めての自動改札機は、
怪我人を防ぐために大阪大学やオムロンの共同開発で作られた
高度経済成長の真っただ中、
殺人的な朝の通勤ラッシュでケガ人が続出していた
ピーク時の乗車率は、300%以上
そんな状況に通勤客をホームに
入れない改札制限という非常手段がとられたことも
通勤地獄を何とかしたいと
大阪の北千里駅に日本で初めての改札機が導入された
 
その後、1990年代に東京でも大規模導入された
大阪よりも東京が20年遅れたのは、国鉄の労働組合が反対していたから
1987年の国鉄の民営化により、大規模導入が始まった

(254)

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●バスの語源は、ラテン語のオムニバス
 
オムニバスは、「すべての人のために」という意味
色々な人が乗るということから
乗合馬車や乗合自動車をオムニバスと呼ぶようになり、
後にomnibusが英語読みで短縮されて「バス」となった
 
バスの起源は、17世紀にフランスのブレーズ・パスカルが、
考案した5ソルの馬車と呼ばれる乗合馬車、タクシーの起源は、辻馬車

(409)

宇宙飛行士は、船外活動など約6時間トイレに行けないケースが多く、
オムツの着用が義務付けられている
 
オムツを着用することになったきっかけが、
1961年、宇宙飛行士のアラン・シェパードが、宇宙服内で尿を漏らした
宇宙服の中に尿が散乱し、電子機器が故障した
これ以降、宇宙服内はオムツを着用することを義務付けられた
 
NASAでは、5日間着用できるトイレ機能付きの宇宙服を開発している

(143)

アメリカでは運転席の隣の席を
パッセンジャーシート(乗客席)と呼ぶが、
日本では運転を助けるわけでもないのに助手席という
 
●助手席はタクシーから誕生した
 
日本で車が走るようになったのは、大正時代に入ってすぐ
当時は自家用車は少なく、車といえばタクシーだった
当時の車は、エンジンをかけるのに
運転手が3つのレバーを操作し、
もう一人が手動ハンドルを回す必要があった
そのもう一人のことを助手と呼んでいた
他にも助手は、着物の客が乗りやすいように補助台を出していた
ウインカーもサイドミラーもないため
周りの安全確認も助手の仕事だった
 
助手は、運転席の隣に座っていたので、
その席を助手席と呼ぶようになった

(114)

●100mℓ以上のマヨネーズは、飛行機内に持ち込めない
 
100mℓの液体量は、爆発物が作れるか作れないかの基準となっている
 
わずか100mℓの液体化学品があれば、
強力な爆発物が作れるため飛行機内に持ち込みが制限されている
マヨネーズの場合は、中に化学品を混ぜても
見た目で分かりにくいので持ち込みは禁止されている
ケチャップやジャムも同じ理由で持ち込み禁止となっている
 
100mℓ以下のモノならジッパー付きの透明な袋に入れて持ち込みは可能

(227)

●山手線の歴史上 たった2日で廃止された駅がある
 
明治天皇の皇后 昭憲皇太后のお葬式で
霊柩を京都まで運ぶための仮の駅を代々木公園に作った
その葬場殿仮停車場は、
1914年5月24日と5月25日の2日間だけ稼働した
 
大正天皇の霊柩を運ぶ際も、新宿御苑に作った
1927年2月、3か月の突貫工事で完成した新宿御苑仮停車場は、
あまりにも立派な停車場で壊すのが勿体ないと
1927年に現在のJR高野駅に移築された

(188)

箱根大涌谷の上空を渡る箱根ロープウェイ
●箱根ロープウェイは、小田急と西武の箱根山戦争をきっかけに誕生
それは箱根を巡る小田急と西武の争い
箱根が観光地化したのは、1950年代
当時 小田急は箱根湯本周辺、
一方 西武は芦ノ湖周辺に縄張りを持っていた
西武が芦ノ湖と早雲山をつなぐ専用道路を造り、バス路線を開設
西武の道路に小田急の路線バスを通さなかった
この小田急と西武の争いは、箱根山戦争と呼ばれ、訴訟問題になった
バス路線を巡る争いは10年以上も続いた
この長き戦いに決着をつけたのが、箱根ロープウェイ
小田急は1960年、西武専用の路線バスの真上に
ロープウェイを通過させた
小田急はロープウェイを造って芦ノ湖までの道を確保した
箱根登山鉄道、箱根登山ケーブルカー、箱根観光船、
箱根登山バスと箱根を1周できるルートを完成させた

(386)

●飛行機のタイヤには、空気ではなく窒素が入っている
 
空気には、水や酸素が含まれる
高い場所を飛ぶ飛行機のタイヤに空気が入っていると
急に水蒸気になったり、凍ったり、様々な状態に変化する
反応性に乏しい気体として窒素ガスが使われている
また酸素が含まれない窒素ガスは、
爆発や火災のリスクを軽減できる

(212)

●踏切の警報音とランプがズレているワケ
 
鉄道博物館:香月良太によると
踏切が故障したとき、
警報音とランプの点滅が同時に作動しなくなるのを避けるため
ランプと警報音の回路は別々に設定されているから
 
警報音とランプの回路が同じだと
タイミングを一緒にすることはできても
回線が故障すると警報音もランプの点滅もない危険な状態になってしまう
回路を別にしておけば、片方が故障しても
片方は生きているので最悪のケースは回避できる

(1748)

●窓が開くバスと開けないバスの違い
 
その違いは、補助席があるか、ないか
 
補助席がないバスは、窓が開かなくても良い
 
補助席があるバスの場合、
事故の際、乗客が逃げ遅れる可能性が高い
脱出しやすいように窓が開くように
国土交通省の車両保安基準で定められている

(1603)

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