Category Archives: 伝統/慣習

●そうめんの相場は、占いで決められている
 
毎年2月、奈良県桜井市にある日本最古の大神神社の占いで、
三輪そうめんの相場が決められている
奈良時代の大神神社の神主の次男がご祭神のご神意を得て、
そうめん作りを始めたことから、
ご祭神はそうめん作りに携わる人々から崇められている
 
三輪そうめんの相場を占う儀式を卜定祭という
高値、中値、安値の3種類の札を取る
その札がそうめんの卸値になるので業者は高値になるように願う
 
かつて三輪の町には市場があり、穀物の相場を占っていた名残り

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海外の幽霊には足があるが、日本の幽霊には足がない
●日本の幽霊に足がない理由
 
日本で初めて足の無い幽霊の絵を描いたのは、
江戸時代に活躍した絵師 円山応挙
 
中国の焚くと煙と共に死んだ者の姿が現れる伝説のお香 反魂香の図には、
煙で足が隠れているため死んだ者の足は描かれていない
その図は、日本にも伝わっている
 
ある日 円山の枕元に亡くなった妻が現れ、
慌てて描いたので足まで描写できなかったから
その円山の描いた足の無い幽霊画が広まったことで日本の幽霊は、足を無くした

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欧米では、ステーキなど肉を厚く切って食べているが、
すき焼きやしゃぶしゃぶなど日本人は肉を薄く切って食べる
●肉を薄く切って食べるのは、日本人だけ
食文化研究家:永山久夫氏によると、
その理由は、箸文化だから
肉を箸でつまむには、肉を薄切りにしないといけない
一方 欧米人は、フォークとナイフ
薄切り肉は、フォークで刺しにくい
 
文明開化の明治時代、牛鍋に使う肉は角切りだった
しかし箸での食べやすさと肉の美しさに加え、
薄く切った肉をサッと火を通して食べるすき焼きスタイルが広まった

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●岐阜の喫茶店のモーニングサービスには、茶碗蒸しがついてくる
 
岐阜県喫茶組合 事務局長 牧野義春さんによると
岐阜県でモーニングサービスに
茶碗蒸しがつけられるようになったのは、昭和40年代頃
 
つけられるようになった理由は、諸説ある
岐阜県では正月やめでたい時に、茶碗蒸しを食べる風習があり、
茶碗蒸しをモーニングサービスにつけたところ、
客から大変喜ばれたので、そのまま根付いた

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●関西の香典袋の水引は、白黒ではなく白と黄色
 
関西では、白と黒の水引が使えない理由がある
そもそも関西では、室町時代、京都にあった皇室に献上品を納める風習があり、その献上品に白と深緑の水引をつけていた
一見、香典袋の白と黒に水引に見えてしまうため
2つを差別化するために香典袋の水引を黒ではなく、
仏教で僧侶の袈裟などにも使われ、極楽浄土を表す黄色になった
 
その名残りで、現在でも京都を中心に関西地方では
葬儀や法事の際に黄色と白の水引を使うことが多い

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エジプトのクレオパトラ
中国の楊貴妃
日本の小野小町
といえば世界三大美女
実は世界三大美女を外国人は知らない
 
東京大学 永井久美子 准教授によると
●世界三大美女は、日本人が勝手に作った
明治時代の中期以降、西洋や中国の文化圏で
長らく美女と言われてきた人に対抗できるだけの美女が
日本にもいると主張したかった時代背景がある
 
世界三大美女は、外国への対抗心から作られた日本独自の三くくり

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宮島の正式名称は、厳島
●厳島が宮島と呼ばれているワケ
厳島には、25もの神社がある
江戸時代にお宮のある島、宮島と呼ばれるようになり、
時代と共に、その通称の方が広まった
 
●厳島神社の社殿や鳥居が海に建てられたのは、島が 神の島だから
厳島には、神が斎(いつく)島という意味があり、
島に建物は恐れ多いと、海上に建てられた
そのため現在も厳島には、墓がない
かつては出産も認められていなかった
 
●宮島のお土産屋で、しゃもじが大量に売っているワケ
しゃもじの発祥は、宮島
江戸時代に修行僧が、産業がなかった宮島のために
弁財天の持つ琵琶に似たご神木を売り出したのが始まり

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仕事終わりの挨拶は、「お疲れさまでした」が普通だが、
●埼玉県の秩父では、仕事終わりに「お世話になりました」と言う
朝の挨拶は「お世話になります」
さらに乾杯の時にも「お世話になります」を使う人も
仕事を辞める時は、「長い事お世話になりました」
 
●埼玉県の秩父にホルモン焼き屋が乱立している
秩父には、ホルモン焼き屋が20店舗以上もある
秩父駅周辺では、コンビニよりもホルモン焼き屋の方が多い
秩父人は、ホルモン焼きのために丸い七輪を持っている
 
秩父では元々 養豚場が多く、
新鮮なホルモンを安く仕入れやすかったため広まっていった

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●舞妓と芸妓の違い
舞妓は、芸妓になるための見習いの身
中学卒業してから仕込みとして1年修業し、舞妓デビュー
踊りや三味線など様々な芸事を習得し、
体つきや雰囲気が大人の女性になったと認められると芸妓になることができる
 
15歳から20歳の仕込みと舞妓は、親元を離れ、置屋で共同生活
舞妓が寝泊まりする大部屋は、2段ベッドでぎっしり
日本髪を結ったら1週間 髪が洗えない
寝るときは、日本髪が崩れないように高枕を使って横向きで寝ている
そのイメージにそぐわないコンビニ、ファミレス、映画館、カラオケなどに行くことが禁止されている
 
舞妓は常に着物を着て日本髪を結っているが、
一人前の芸妓は仕事以外の日は服装と髪型は自由
 
芸妓になると置屋を出て一人暮らしすることが許される
また芸妓は、地毛で日本髪を結わずにカツラを使っている
 
●舞妓は踊りを舞うから舞妓、芸妓は三味線などの芸を披露するから芸妓
客前で半人前の舞妓が踊り以外を披露することはない
 
●舞妓や芸妓が、おしろいを塗るワケ
昔は照明がなく暗かった
暗い部屋でも顔がはっきりと見えるようにおしろいを塗っている

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茶柱が立つと良いことが起きると言われているが、
●茶柱と縁起は、関係ない
 
日本茶普及協会 大森正司氏によると
茶柱は、静岡のお茶の商人が、
お茶の売れ残りを無くすために広めたと言われている
 
摘み立ての高級一番茶は、宣伝しなくても売れる
しかし茎が混じる二番茶や三番茶は、売れ行きが悪かった
そこで静岡のお茶商人が、売れ残りを無くそうと
「茶柱が立つのは吉兆」と触れ回ったのが、
茶柱が立つ=縁起が良いのきっかけ

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