出版/印刷/書籍」カテゴリーアーカイブ

●一般的に使われる原稿用紙が400字になったワケ
 
原稿用紙が400字詰めになったのは、明治の文豪がズルをしないため
 
明治時代、作家の原稿料はページ数によて支払われていた
当時は、縦線だけが入った用紙(罫紙)に小説を書いていたが、
中には、文字を大きくしたり、
スペースを大きく空けてページ数を稼ぎ、
原稿料をかさ増しする作家もいたので、
困った出版社が横着を防ぐために
マス目のある原稿用紙が採用され、普及した
 
さらに江戸時代に書かれたお経が、
400字で読みやすかったため、
400字詰めの原稿用紙がつくられた

(298)

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雑誌を主体に各種メディアでアイドルとして活動するグラビアアイドル
 
グラドルとも略称されるグラビアアイドルだが、
●グラビアアイドルのグラビアとは、印刷技法の名前
 
グラビアとは、写真や絵画など、
細かい濃淡を表現できる印刷技術
グラビア印刷で刷られた写真ページは、
巻頭グラビアと呼ばれ、
そのページをメインに活動する女性タレントを
グラビアアイドルと呼ぶようになった

(279)

広辞苑は、1つの言葉でも複数の意味を解説している場合があり、
①②③…と順番をつけて記載している
1955年の発行当初以来、記載順にルールを設けている
 
●広辞苑の言葉の意味を記載する順番ルール
 
1つの言葉に複数の意味が発生した場合、
現代の使われ方を優先せず、元々の古い意味から順番に記載している
これによって言葉の歴史を辿れるようになっている
 
例えば、「優しい」という言葉は、
①身も痩せるように感じる。恥ずかしい。→奈良時代
②周囲や相手に気をつかって控えめである。つつましい。→平安時代
④おだやかである。すなおである。→現代

(3803)

週刊誌でよく見かける袋とじ
その歴史は古く、1930年代にイギリスで誕生した
その目的は、現在とは違う
 
最初に袋とじを取り入れたのは、
推理小説「マイアミ沖殺人事件」
推理小説の結末を袋とじにして、
犯人や謎解きを先に読めないようにした
その袋とじには、
“あなたが分かるまでこの紙を破るな 証拠が書かれている”と書かれていた

(1161)

東京大学の開一夫 工学博士が30年費やし、
どうすれば赤ちゃんは泣き止むのかを研究し、
開発した絵本、タイトルは「もいもい」
 

 
ポイント1:白い枠のある円のイラスト
まだ喋られない赤ちゃんがコミュニケーションをとろうとして見るのが、お母さんをはじめ、身近にいる人の目
赤ちゃんは白目があることで、それが人間の目だと認識している
 
ポイント2:もいもい
赤ちゃんは、周りの大人が喋っている言葉をマネしながら言葉を覚えていく
例えば「ママ」のように繰り返し音のある言葉は、赤ちゃんに注目されやすい

(323)

1、岩波文庫が揃っているか?
昭和2年、日本で初めて文庫本を発売した岩波書店のレーベル
古典的価値を持つ本を多く出版している
岩波文庫は返本ができず、すべて本屋が買い取らないといけない
扱う場合、本屋にもそれなりの覚悟が必要で、店員の目利きが確か
 
2、岩波文庫の白帯が多い
赤:外国文学
青:人文、思想、歴史
白:社会
緑:現代文学
黄:古典文学
岩波文庫の白帯が多い店は、ほかの本の種類も充実している
 
3、講談社学術文庫も取り揃えている
林は、講談社学術文庫を持っている数が、
そのまま人間偏差値に比例するという偏見がある
学術をポケットに入れるをモットーに美術書や歴史書が豊富

(7744)

読む本のジャンル次第で身につく語彙力に差が出ることが分かった
本は、小説などのフィクションと
事実を描いたノンフィクションに分類される
●語彙力が上がるのは、フィクションよりノンフィクション
 
ベネッセと朝日新聞の調査によると
普段フィクションよりノンフィクションを
読んでいる人のほうが語彙力が高いことが判明した
 
小説などのフィクションに使用される言葉は約3万語
それに対し、ノンフィクションは約5万語以上の言葉が使われている
ノンフィクションの方が、専門用語が多いため、
調べたり注釈を見ることで語彙力が上がっていくと考えられる

(615)

『風の又三郎』や『銀河鉄道の夜』、
『注文の多い料理店』など
数多くの名作を生みだした宮沢賢治
 
幼い頃から成績が優秀だった
小学生時代の成績は、10教科すべて最高評価の甲
 
農業高校で教師をしていた28歳のとき、
『注文の多い料理店』を発表
しかし無名の賢治が書いた小説は、
発売当初まったく売れなかった
初版1000冊のうち、200冊を賢治が買い取った
 
死後、弟の清六が中心となって作品集が発売され、
それが売れたことによって賢治の名が広まり、
高く評価されるようになった
 
生きている人間を 人は素直に認めることができないのかもしれない

(1396)

小さい頃からたくさんの本を読み、
6歳から自分で物語を創作していた
 
ハリー・ポッターのストーリーを思いついたのは、
25歳のとき
 
列車で移動中に突然 思いつき、
わずか4時間余りで物語のほとんどを考えついたという
 
当時の彼女は、離婚し1歳の娘を育てるシングルマザー
無一文で生活保護を受けて暮らしていた
 
いつも体が重たく、無気力で、
寒気に襲われ、うつ病状態だった
もう幸せを感じられないと絶望していた
 
そんな苦しい生活で書き上げたハリー・ポッターは、
出版後 瞬く間に大ヒット

(501)

●小説「ロビンソン・クルーソー」の正式タイトルは、世界一長い
 
その正式タイトルは、The Life and Strange Surprizing Adventures of Robinson Crusoe, of York, Mariner:Who lived Eight and Twenty Years, all alone in an un‐inhabited Island on the Coast of America, near the Mouth of the Great River of Oroonoque;Having been cast on Shore by Shipwreck, wherein all the Men perished but himself. With An Account how he was at last as strangely deliver’d by Pyrates
 
訳すと、自分以外の全員が
犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、
アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で
28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に
海賊船に助けられたヨーク出身の
船乗りロビンソン・クルーソーの
生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述
 
ロビンソン・クルーソーは架空の人物だが、
実際に無人島で生活したスコットランドの
航海長アレキサンダー・セルカークの実話を基にしている

(2624)

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