Category Archives: 言葉/語源/由来

古来 日本は、刀が生活に密着していたため
単刀直入、つばぜり合い、元のさやに収まるなど、刀由来の日本語が多い
 
●しのぎを削る の「しのぎ」とは刀の側面の高くなった部分
その部分を削るほどの激しい戦いが転じて、激しく競い合い意味になった
 
●焼きを入れる
刀を鍛えるために焼いた刃を水に浸ける
そこから緩んだ気持ちを引き締める意味で使われるようになった
 
●そりが合わない
刀とさやの反り具合が合わないことから転じて、相性が悪い意味になった
 
●土壇場
処刑場の盛り土を土壇場と呼んだことから差し迫った状況をさすようになった
 
●相槌を打つ
相槌は元々 刀鍛冶の師匠が弟子に叩く場所を指図する動作だった
 
●見当違いを表す とんちんかん
刀鍛冶の叩く音のテンポが良いと「とんてんかん」
テンポがズレると「とんちんかん」という間抜けな音になる

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紀伊国坂、芋洗坂、魚藍坂、於多福坂、帯坂、など
東京都心の坂には、やたらと名前がついている
 
●東京都心の坂に、やたらと名前がついているワケ
江戸時代、寺社や大名屋敷、武家屋敷が多い場所には、
町名がなかった
そこで不便を感じた江戸庶民は、坂に名前を付けて目印とした
 
例えば、
紀伊国坂は、坂の西側に紀州徳川家の屋敷があった
弥之助坂は、池上弥之助さんの家の前だった
芋洗坂は、諸説あるが坂下の朝日稲荷の前で芋が売られていたため
帯坂は、番町皿屋敷で有名なお菊さんに由来。お菊さんが、この坂を髪を振り乱して、帯を引ずって走ったことから
於多福坂は、坂の傾斜がお多福面のようだったから
魚藍坂は、坂の中腹に魚籃寺が存在することから

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Bluetoothとは、無線で音楽データなどを通信する機能
Bluetoothと日本語に訳すと、青い歯
 
●無線機能 Bluetoothが、青い歯と名付けられたワケ
 
由来は、北欧のデンマークとノルウェーを無血統一した王様の名前
10世紀の北欧の王様ハーラル王の異名が「青歯王」
ハーラル王には、神経が死んで青くなった歯があり、
その見た目から青歯王と呼ばれた
 
Bluetoothは、北欧の会社が開発した無線機能なので
ハーラル王のようにいくつもある無線技術を統一したいと Bluetoothと名付けた

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●国の中国とは、現在の国名 中華人民共和国の略ではない
中国という言葉は、中華人民共和国ができるはるか昔、
紀元前の頃からあった言葉
それは、中華思想に由来している
紀元前2000年頃に誕生した最古の王朝 夏王朝
その後を継いだ殷、周…
それら王朝は黄河中流域の中原と呼ばれる平原に栄えた
その周辺勢力を蛮、戎、狄、夷などと呼び、
文化の劣った野蛮な人々だとして排除した
自ら文明を夏の中心と名乗り、中華と名付け、
のちに夏は、発音と意味が近かった華に置き換え、中華となった
中華思想とは、自らは文明の中心にいるという考え方
そして中心の国であるため、中国と呼ばれるようになった
 
●日本の地方名の中国は、国の中国と全く関係ない
日本の地方の中国は、平安時代頃から呼ばれるようになった
当時の政治の中心は、京都と太宰府
大宰府は、大陸や朝鮮半島と外交を行う場であり、九州全体を治める西の中心地
京都と太宰府の中間にある現在の岡山県東部、兵庫県西部、
島根県、香川県、徳島県あたりを中間の国、中国と呼ぶようになった
明治に入り、日本を8つの地方に分ける際に
中国地方を現在の山口県、広島県、鳥取県、島根県、岡山県を組み込んだ

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パンツをアルファベットで表記すると「PANTS」
トランクスは「TRUNKS」
どちらも単体なのに、なぜか複数形の「S」がついている
 
●下着の名前に複数形の「S」がつく理由
 
それは、元々2枚の布で作られていたから
 
今の下着の原型が作られたのは、19世紀初頭
当時は、2枚の布で足を包む簡易的なモノだったが、
その布をカウントしたため複数形の「S」がついた

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●土用の丑の日の土用とは、土旺用事の略
 
土旺用事とは、新しい命を育て、
古い命が還っていく「土」の気が
最も「旺盛」に働く期間(用事)のこと
 
それが転じて現在では、古い季節が終わり、
新しい季節に変わる年に4回ある季節の変わり目を土用と呼んでいる
 
春から夏に変わる時期が、7月末から8月初め

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スターバックスコーヒーをスタバと略する日本人は、95%
ファミリーマートをファミマと略する日本人は、90%
しかし外国人には、言葉を省略する発想がない
●言葉を略するのは、日本人だけ
 
ボールペンは、ボールポイントペンの略語
リモコンは、リモートコントローラーの略語
すでに本当の名を忘れるほど、日本では略語が飛び交っている
 
古代民族研究所:大森亮尚氏によると
●日本人は言葉を省略することで仲間意識を強くしている
江戸時代の裏社会で生きる侠客が、
仲間内で使っていた隠語を奴詞(やっこことば)という
彼らが仲間内だけで通じるよう考えだしたのが、奴詞
今も使われる「ヤバイ」という言葉も奴詞の一つ
「番屋(警察署)に気をつけろ」=「ヤバイ」
番屋とは呼べなかったので「やんば」→「やば」→「ヤバイ」と転じた
 
スタバも店舗が少なかったころ、常連客の間で使われ始め、
そんな常連客への憧れが、店舗数の増加と共に広がり、全国的に広まった
 
略語には、日本人らしい心の美しさを感じさせるものがある
「さようなら」は「左様ならば これにて失礼します」の略語
省略するのは、相手に忖度してほしいから
日本人には語りたくない言葉を省略し、思いを察することを美徳としていた
 
ちなみに「こんばんは」は「今晩はよい晩ですね」の略語
さらに「よい晩ですね」には「今晩は無事に一日をお過ごしになってよい夜をお迎えに
なりましたね」という意味が込められている
「こんばんは」は相手を祝福する言葉だった

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●「チャキチャキの江戸っ子」の「チャキチャキ」の語源
 
嫡子、嫡男、正嫡の「嫡」が語源
 
嫡とは、正統に受け継ぐという意味
血筋にまじりけがなく純粋なこと
生粋が近い
 
それが2つ続けて「嫡嫡」から転じて
東京の方言として「チャキチャキ」になったと考えられている
 
●ほくそ笑むの「ほくそ」は、人の名前
中国に北叟(ほくそう)という老人がいて、占いが得意だった
自分の占い通りに事が運ぶと、少しだけ笑うことがあった
北叟笑む→ほくそ笑むになったと言われている

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アイルランドでは、クローバーは国の国花に指定されている
1500年前、宣教師がキリスト教で大切な三位一体の教えを
三つ葉を使って説いて以来、三つ葉のクローバー=シャムロックは、
アイルランドの聖なる花となった
アイルランドでは国家間の友好のしるしに三つ葉のクローバーを贈る習慣がある
 
●クローバーをシロツメクサと呼ぶようになったワケ
そのクローバーが、初めて日本に入ってきたのは、江戸時代
オランダからの貴重なガラス製品を運ぶ緩衝材として箱の中に詰められていた
そのため白い花が咲き、荷物に詰められていたクローバーを
日本ではシロツメクサ(白詰草)と呼ばれるようになった
四つ葉のクローバーを特別視することも、この頃に伝わった
 
●幸運が訪れる四つ葉のクローバーが発生するワケ
四つ葉のクローバーが発生する仕組みは、人に踏まれるから
成長過程の葉が小さいときに人に踏まれ傷つけられたりすると
そこから分裂し、4つ目の葉が増える
人に踏まれやすい場所の方が、四つ葉のクローバーは発生しやすい

(3)

●相撲界を角界というワケ
角界と呼ばれるようになったのは、相撲が読みにくかったから
元々 すもうは、相撲と角力という2つの漢字があてられていた
角力とは、力比べという意味で、中国の言葉
 
江戸時代、相撲は庶民が読みにかったため、簡単な角力が定着し、
相撲界を角界と呼んでいた
 
●歌舞伎界のことを梨園というワケ
中国の皇帝が、梨の木のある庭で音楽や舞踊を教えたという故事から
音楽や舞踊を学ぶ人を梨園の弟子と呼ぶように
江戸時代の漢学者が演劇界を梨園と呼んだのがはじまりと言われている

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