食べ物/飲み物」カテゴリーアーカイブ

スイス名産の穴のあいたエメンタルチーズ
このチーズに穴があく原因は、
100年近く研究されてきたが、最近ようやく解明した
●エメンタールチーズに穴があくワケ
その原因は、干し草
ミルクを絞る時、どうしてもわずかな干し草が混入してしまう
それが牛乳の中で混ざると
干し草は核のようになり乳酸菌が集まり、二酸化炭素が発生
二酸化炭素が発生した部分が空洞になるので穴になってしまう
 
近年は搾乳技術が発達し、干し草の混入が激減し、穴が減少傾向にある

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●つくね と つみれの違い
つくねが肉、つみれが魚と思いがちだが、その違いに食材は関係ない
手でこねて丸くしたのが、つくね
つみ取ってそのまま鍋に入れるのが、つみれ
つみれは、摘み取ると入れるが合わさった言葉
 
つくねは、形が崩れにくいので焼き鳥など様々な料理に使えるのが特徴
つみれは、形が崩れやすいので鍋や汁物などに使うことが多いが、
柔らかい触感を楽しむことができる
 
●青じそと大葉は、同じ植物
呼び方が違うだけ
青じそは、植物名
大葉は、商品名
昭和30年代、青じそに愛知の生産者が大葉という商品名を付けた
その名残りで今でも2つの呼び方が残っている

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●羽根付き餃子は、中国の焼き肉まんを真似たら偶然誕生した
 
開発したのは、蒲田の你好本店の創業者
 
羽根付き餃子 誕生のきっかけは、中国の焼き肉まん
焼き肉まんは、お湯で溶かした小麦粉をひくことで、
肉まんの底に焼き目を付ける
しかし鍋一杯に肉まんが敷き詰められているので、羽根はできない
 
この工程を餃子で真似たところ、
餃子には隙間があるので羽根ができた

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オレンジ色の果肉が映える夕張メロン
今でこそ高級な贈答品となっているが、
メロンの果肉の色は緑である印象から最初は評判が良くなかった
 
生産者は美味しい夕張メロンを普及させるために
北海道のプロ野球の試合のホームラン賞の賞品に出した
すると読売ジャイアンツの王貞治が、ホームラン賞を獲得
インタビューで夕張メロンが美味しいと答え、全国に広まった

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●キウイフルーツは、衝撃を与えると甘くなる
キウイフルーツは、木になっているときは熟さず、
地面に落ちたときのショックで、
エチレンガスを出して熟し始める
テーブルにぶつけるなどショックを与えると早く甘くなる
 
●丸いキウイフルーツより平べったいキウイフルーツの方が甘くて美味しい
キウイフルーツの白い軸は甘い
平べったいキウイフルーツの方が、白い軸が大きい
キウイは枝の根元から近い方が、
栄養が多く行き渡り、平べったく大きくなる

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●クロワッサンは戦争がきっかけで誕生
1683年、オスマン帝国の大規模なヨーロッパ進撃作戦、第二次ウィーン包囲
オーストリアの首都ウィーンを大軍で攻撃したが、失敗し、包囲戦が長期化
最後は中央ヨーロッパ諸国連合軍が包囲を打ち破った
その戦争の勝利を記念して、町のパン屋が
トルコ国旗の意匠である三日月を象ったパンを作った
 
ちなみにウィーンのユダヤ人パン職人が
王へ感謝のしるしに馬のあぶみを象ったパンを献上したのが、ベーグルの始まり
 
1700年代後半にオーストリアのマリー・アントワネットが、
フランスのルイ16世に嫁ぐ際、三日月形のパンを持ち込んだ
フランス語で三日月を意味するクロワッサンと名付けられ、フランス中で流行した
 
●まっすぐなクロワッサンが誕生したワケ
三日月形のクロワッサンが流行した頃は、安いマーガリンを使用していた
高級なバターを使ったクロワッサンが作られた際、
安いマーガリンを使用した三日月形のクロワッサンと
差別化するためにまっすぐなクロワッサンにした

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●日本のポテトサラダのルーツは、ロシア料理のオリヴェエサラダ
 
角切りにしたジャガイモと肉や野菜を
マヨネーズを和えたロシアの伝統料理オリヴェエサラダが
日本のポテトサラダによく似ている
明治時代、ポテトを使うサラダと紹介されたため
日本ではポテトサラダという名になったと考えられている
ロシアのオリヴェエサラダを再現し、日本独特のポテトサラダが完成した
 
明治時代、料理学校で使われていた教科書には、ポテトーサラドの名で掲載
“馬鈴薯をマヨナイスと混ぜて用いる”と説明されている

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●海苔は、正方形に見えるが、ちょっとだけ長方形
サイズは、縦21㎝、横19㎝とちょっとだけ長方形
海苔が長方形なのは、効率よくたくさん運ぶため
縦21㎝、横19㎝のサイズは、全形と言い、江戸時代の頃から変わらない
 
海苔の運搬に使っていたのが、海苔平箱
この箱の大きさに合わせて海苔の大きさが決まった
横87㎝、縦40㎝、高さ25㎝
海苔を2つ折りにした9.5㎝幅を1列300枚、
ピッタリ詰めると1箱で2400枚もの海苔を運ぶことができた
 
江戸時代、運搬は、大八車を使っていた
大八車の幅が90㎝、海苔平箱は87㎝
大八車に合わせた海苔平箱に合うサイズの海苔が全形ということ

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●卵と野菜を一緒に摂ると栄養の吸収率が4~5倍上がる
アメリカのパデュー大学の研究によると
卵と一緒にトマト、ニンジン、ほうれん草などの野菜を食べると
カロチノイド系の栄養成分の吸収率が4~5倍上がることが分かった
野菜だけを食べた人、卵1.5個と野菜を食べた人、
卵3個以上と野菜を食べた人で血中総カロチノイド濃度を比較
卵3個以上と野菜を食べた人の方が、栄養吸収率が飛躍的にアップした
ビタミンには、水溶性と脂溶性の2つある
水溶性ビタミンは吸収されやすいが、脂溶性ビタミンは吸収されにくい
卵に含まれる油が吸収を手伝ってくれる
 
イギリスのケンブリッジ大学の研究によると
●卵の白身を食べると覚醒作用がある
卵の白身には、脳の活性を促すオレキシンを刺激する効果があることが判明した
白身は、加熱しているほど吸収率が高い
シャキッと目覚めたいときは、ゆで卵がオススメ

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卵ソムリエ:小林真作によると
●ゆで卵は、3日目の卵が一番美味しい
卵によってはパッケージに産卵日が記載されている
産みたての卵は、中に炭酸ガスをたくさん含んでいる
茹でたときにその炭酸ガスが、少しえぐみになったり、
剥きにくくボロボロになってしまう原因
卵には殻に1万個 穴が空いていて、そこから炭酸ガスが抜けていく
3日目に炭酸ガスは抜け、剥けやすく食感の良いゆで卵になる
産みたての卵は、卵かけごはんや半熟トロトロの目玉焼きに向いている
卵焼きは、産んでから1週間後の卵がベスト
 
●美味しい半熟卵を作るなら熱湯で6分半
水から茹でるのが常識だが、
火の強さや水の量で温度の上がり方が変わってしまう
沸騰しているお湯から茹でてベストな時間を知れば、失敗はしない
小林のベストは、6分半
お湯を少なめにして蓋を閉めて6分半蒸すだけ

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