大韓航空機撃墜事件をきっかけにGPSが世界で使われるようになった

1983年9月1日、大韓航空の旅客機がソ連の領空を侵犯
その数分後、ソ連の戦闘機からミサイル攻撃を受け墜落した
日本人28人を含む269人が犠牲となった
 
●大韓航空機撃墜事件をきっかけにGPSが世界で使われるようになった
 
この事件の前からGPSはアメリカ空軍が軍事用に開発していたが、公表はされていなかった
GPSが登場する前、航空機などの位置情報は、
基地局から無線の電波を受け、距離を測ることで把握していた
しかし精度は低く、最大5㎞の誤差が生じた
この誤差が大韓航空機領空侵犯の原因だった
不運が重なり、管制塔からの指示が届かなかった
ソ連は、旅客機には何度も警告したが、無視したため撃墜したと主張
犠牲となった269人のうち、韓国105人、アメリカ62人、日本28人だった
 
この事件から11日後、レーガン大統領は、
軍事衛星による航法システムを世界の民間旅客機に無料で利用させると声明を出した
軍事衛星による航法システムとは、GPS
 
今やGPSは、カーナビや携帯電話に搭載されている

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