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昭和大学病院 神経内科:小野賢二郎 教授によると
●独り言が多くなるのは、脳のワーキングメモリが低下しているから
 
加齢と共に脳は委縮する
特に言語や感情 判断力を司る前頭葉が萎縮しやすい
その際、前頭葉のワーキングメモリの容量が減少する
 
ワーキングメモリとは?
例えば、電話で会話する
それとは別に電話をしながら料理を作る
脳内で短時間に複数の事を同時に記憶して処理する能力のこと
 
加齢により前頭葉が委縮し、ワーキングメモリの容量が減少
脳内で処理しきれなくなった事柄が、
口から漏れ出ているのが独り言では?と考えられる
 
前頭葉が委縮すると、感情がコントロールしにくくなり、
思ったことがつい口から出てしまうことが起こり得る

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脳科学者:中野信子によると
●物忘れを防ぐ
会ったことがあるのに名前が思い出せない
相手の名前を聞いて知っているはずと言うことには気づいている
それをメタ記憶と言う
メタ記憶がある状態とは、記憶そのものは まだ脳の中にある
それを思い出せていないだけ
記憶力そのものは悪くなっていない
記憶を思い出す、引き出す能力が衰えている
年をとるとともに記憶が多くなるので、探す時間がかかる
前頭前野の一部分にあるワーキングメモリを鍛えると
記憶を思い出す、引き出す能力が高まる
そしてワーキングメモリは、何歳になっても鍛えられる
 
●ワーキングメモリの鍛え方
1、何でも記録する携帯電話に頼らない
2、人の名前を工夫して覚える
3、街で広告を見た時、書かれている言葉を覚える
そして広告から目を離し、何が書いてあったかを思い出し、
印象に残った言葉を挙げてみる
4、人と話をするときも、その中で大切だと思う言葉を記憶して、
後ほど思い出してみる
イメージやエピソードを結び付ける、
自分が体験したことや感情を伴うことは忘れにくい
 
●女性は男性よりも感情を伴う記憶を覚えやすい

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