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明治神宮の鳥居をくぐって5分ほど歩いたあたりに
竹の柵に囲われたモミの木がある
 
そこには高さ54m、幹の直径10.8mの巨大なモミの木が生えていた
そのモミの木に登ると江戸城を覗き見することができるため、
江戸幕府によって木登り禁止令が出されたほど
幕末には、この木に登って黒船を見ていた人がいた
それほど巨大なモミの木が、この地に代々生え続けていたことから、
この地を代々木と呼ばれるように
 
巨大なモミの木は、昭和20年5月の戦禍で焼失し、
その後、植え継いだのが、現在のモミの木

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●京都には道路しかない町がある
 
それは、京都市桑原町
京都御所と京都地方裁判所の間にある道路の一角
 
元々は、裁判所までが桑原町だったが、
裁判所ができたときに別の地名がついてしまい、道路だけ地名が残った
普通、道路しかなければ地名は、無くなるモノだが、
桑原町は「くわばら くわばら」の由来
 
「くわばら くわばら」とは落雷を避けるための呪文
桑原町には、昔 菅原道真が住んでおり、雷が落ちなかった
雷が落ちなかった恩恵が元となり、雷を避ける呪文とされた
そのため桑原町の地名を無くしてしまうのをためらい、道路しかない町となった

(201)

●湯布院と由布院
 
「ゆふいん」という地名がつけられたのは、奈良時代
古くから楮と呼ばれる木がたくさんあり、
その皮から採れる「ゆふ」と呼ばれる繊維を使って布などを作っていた
米などを保管する院と呼ばれる蔵がいくつもあったことから、
「ゆふ院」と呼ばれるようになった
 
平安時代、古くから布を作っていたことから
物事の始まりを意味する「由」と「布」をあてられ「由布院」となった
 
大正時代、地元の有力者が由布院に
別荘を建てたことから次第に温泉街として有名になった
 
昭和30年、由布院町と隣村の湯平村が合併
湯平村の「湯」を由布院の「由」にあてて、「湯布院」が誕生した
昭和30年前に建てられた建物や施設は、由布院を使用している
さらに温泉の正式名称も、由布院を使用している

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