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愛人は、本来 愛する人、配偶者を意味する良いイメージの言葉だった
1955年に出版された初版の広辞苑には、人を愛すること、恋人と良いイメージで書かれている
 
●愛人という言葉は、太宰治が書いた1文がきっかけで、真逆のイメージで使われるようになった
 
1947年に出版された「斜陽」は、ベストセラーとなった
太宰が38歳の時に執筆した斜陽は、当時妻がいながらも4歳下のしず子と不倫していた太宰がモデルと言われている
貴族階級の出であるかず子が既婚の小説家である上原との不倫関係を描いた小説
不倫で悩むかず子が、なかなか会えない上原に宛てた手紙に、“私はおメカケ この言葉言いたくなくてたまらないのですけど でも愛人と言ってみたところで俗に言えば おメカケに違いなのですから”
おメカケとは、正妻ではない妻、不倫相手であることを表している
かず子は、おメカケとは言いたくないので、当時まだ良いイメージだった愛人という言葉を使った
この1文によって、愛人が不倫相手のイメージで浸透してしまう
 
その後、他の文豪たちも愛人=不倫相手と好んで使うようになる
1970年代になると新聞記者が文豪を真似て、愛人=不倫相手を見出して使うように
1080年代、テレサ・テンの「愛人」が大ヒット
1991年、第4版の広辞苑には、情婦、情夫という解説が追加された

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太宰治は、子供の頃から成績優秀で東京帝国大学(現在の東大)に合格したエリート
そんな太宰が、学生時代に使っていたノートには、落書がの多数
憧れの芥川龍之介の名前を書き連ねていた
 
●落書きをすると記憶力が上がる
2009年のイギリスのプリマス大学の実験によると、
落書きをしながら記憶した方が、記憶力が高まることが分かった
同じ授業を受けた学生のうち、落書きをしながら聞いたグループは、
落書きをしなかったグループより、記憶テストの成績が3割も良かった
その理由は、楽しく落書きをするとドーパミンが出て記憶力を強化するから
真面目に板書するのが一番だが、集中できない時は、落書きをすると脳が活性化する

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