Tag Archives: 寄生虫

●第一子は、花粉症になりやすい
 
人間の免疫を司るリンパ球には、2種類ある
1つは細菌やウイルスに対するリンパ球
もう1つは、寄生虫や花粉に対するリンパ球
この寄生虫や花粉に対するリンパ球が過剰になると
アレルギー反応を起こしやすいと考えられている
 
生まれた直後は、2つのバランスが崩れており、
寄生虫や花粉に対するリンパ球の方が多い
色々な細菌やウイルスに触れることで
免疫細胞が活発になりバランスがとれる
 
小さい時に、細菌やウイルスに触れさせないと
生まれて直後のアレルギーに反応する細胞が
過剰にある状況が続き、後々、花粉症になる
第一子は、大人しかいない環境で細菌やウイルスが少ない
 
しかし第二子以降は、兄や姉が家の中に
細菌やウイルスを持ち込み、
小さいうちから細菌やウイルスを
取り込みながら成長することで、
免疫細胞のバランスが整い、
後々、過剰反応を起こしにくく花粉症になりにくい

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福岡では、サバを刺身や生のゴマサバなど生で食べる
しかしそれ以外の地域では、
サバを酢で〆たり焼かないと食べられない
サバを食べて食中毒を起こす主な原因は、
アニサキスという寄生虫
アニサキスは、どこで獲れたサバにもいる寄生虫
 
太平洋で獲れるサバに寄生するアニサキスは、
体内を自由に動き回るため身を食べると食中毒を起こす
 
しかし日本海側で獲れるサバの身には、
調べてみるとアニサキスがほとんどおらず、
内臓から移動しない別のアニサキスだと分かった
そのため福岡ではサバを生で食べることができる

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手足が痩せ細り、腹水により腹部が大きく脹れ、
最終的に死に至る感染症
 
●原因究明
1881年(明治14年)、山梨県東山梨郡春日居村(現在の笛吹市)が
山梨県に嘆願書を提出
山梨県は、数名の医師を派遣、調査を開始した
しかし謎の病気の原因には辿り着かなった
1897年(明治30年)、ひとりの女性 杉山なかさんが、
この世を去る2日前に死亡解剖の嘆願書を提出
“この身を解剖し その病因を探求して 他日の資料に供せられることを得られるのなら
私は死して瞑目できましょう”
村を病気から救うため死んだ後、
解剖してほしいという願いだった
解剖した医師が見たのは、
謎の卵がびっしりと植え付けられていた肝臓
1904年(明治37年)、ようやく卵の親の正体を突き止めた
それは1㎝ほどの虫、日本住血吸虫と名付けられた
 
杉浦醫院(山梨県中巨摩郡昭和町西条新田850-15)では、
感染症の記録を保管している
 
●感染ルート
感染者の共通点は、米を作る農家や
川遊びをする子供たちに感染者が多かった
 
1913年(大正11年)寄生虫学者の宮入慶之助が、
ついに宿主を突き止めた
それは、ミヤイリガイと名付けられた巻貝
孵化したばかりの日本住血吸虫は、
哺乳類に寄生できないため、
ミヤイリガイの中で体を大きくする
哺乳類への寄生方法を突き止めるため、動物実験を行った
一方には水を飲ませ、もう一方には水に浸した
その結果、水を飲ませた方は感染せず、
水に浸した方は100%感染することが判明した
 
ミヤイリガイの中で成長した日本住血吸虫は、
水中で自由に泳ぎ回り、人間の皮膚を溶かして体内に入り込む
後は、卵を産み続け、卵が血流にのり、
内臓に至ると炎症でお腹を膨れさせる
 
●30年にわたる駆除活動
寄生虫の宿主であるミヤイリガイを
駆除するために、全ての水路をコンクリート化
この工事は、30年間続けられ、総工費は80億円以上
他にも火炎放射、石灰散布などミヤイリガイを駆除し続けた
 
そして調査開始から115年後、
1996年(平成8年)に終息宣言が出された
 
日本住血吸虫の感染症は、世界で
毎年5万人以上の死者を出している
撲滅できたのは、日本だけ

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