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山梨県民は、マグロが好きすぎて
ラーメンにマグロ、トンカツにもマグロ、ウナギにもマグロを付ける
スーパーにはマグロ専用の売り場が存在する
結婚式の披露宴では、マグロの解体ショーまで
マグロの消費量は、静岡県に次いで全国2位
 
●海がない山梨県民が、マグロ好きなワケ
江戸時代、山梨の甲州商人は、江戸や横浜に生糸などを売りに出た
その帰り、荷を空で帰ることはなく、
マグロのヅケなどを持ち帰り、食べる習慣が広まった
他の魚より大きいマグロは、比較的 腐りにくく、鮮魚のまま運べる
生の魚を内陸に運んでいた魚尻線という言葉がある
魚尻線とは魚が腐ることなく運べる限界のこと
甲府は、駿河湾から生の魚が運べる終着地だった
 
その名残りか、山梨県の寿司屋では、マグロに煮切り醤油をつけて提供している
煮切り醤油とは、江戸前寿司で使われていた醤油とみりんで作る甘いタレ
マグロの変色を隠すために、煮切り醤油を塗っていたとも言われている
 
ちなみに魚尻線は、日本全国に存在する
江戸→高崎→沼田、直江津→長野、糸魚川→東岩瀬→松本など

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●偶然が重なった桔梗信玄餅の成功
明治22年に創業した和菓子店:桔梗屋本店
昭和43年に開発した「桔梗信玄餅」
今までにない風呂敷包みのパッケージで
山梨県を代表するお土産になった
1日10万個を生産し、売り切れるほどの人気
開発したのが、4代目社長:中丸眞治
その妻、中丸輝江が6代目社長を務めている
●桔梗信玄餅と武田信玄は全く関係がない
将来 山梨を代表するようなお土産になってほしい願い、
山梨県民が敬愛する武田信玄の名を拝借したという
●偶然が重なった成功
発売した昭和43年の翌年に、たまたまNHKの大河ドラマで
上杉謙信と武田信玄の戦いを描いた「天と地と」の放送があり、
空前の武田信玄ブームが起き、
それに伴い桔梗信玄餅の売上が増加
放送される前は、年商2000万円だったが、
放送後、年商が6000万円
さらにその翌年に年商1億2000万円に、
現在は年商60億円
●風呂敷のような包み方
本当は、ちゃんとした包装を機械で行いたかったが、
高い機械を買うお金がなく、仕方なく手作業で結んでいたという
現在も手作業で結んでいて、1日10万個を32人で包んでいる

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