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●日本の自動車が左側通行になったワケ
 
江戸時代、ほとんどの人が右利きだったため
武士たちは刀を左側にさしていた
武士同士が鞘をぶつけることは、決闘の申し入れを意味したため
ちょっとした不注意で切り合いに発展しかねなかった
そこで鞘がぶつからないように左側を歩くルールが定着した
そのルールが、明治時代に馬車や人力車にも適用され
 
明治14年、馬車や人力車がすれ違う場合は、
左に避けることと警視庁が明文化
大正9年、道路取締法で自動車の左側通行が定められた

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●武士と侍は、同じ意味ではない
 
刀や鎧で武装した人を武士、武士の中でも誰かに仕えている人を侍という
 
平安時代、都は京都にあった
地方に住んでいる豪族たちが、土地を巡って争いをするようになった
豪族たちは、家来を武装させて戦ったり守ったりした
その人たちを武士と呼んでいた
 
その後、都に入って権力のある貴族に使える武士が出て来た
仕えることを当時「さぶらう」と言っていた
「さぶらう」は漢字で「侍う」と書き、その後「侍」となった
 
鎌倉時代になり源頼朝のような武士が権力を握る武家社会になった
それまでは貴族に仕えていたのが侍だったが、
身分の高い武士に仕える侍が出て来た
 
戦国時代を経て、江戸時代になると
武士のほとんどが誰かに仕えていたので
武士と侍が区別されず同じ意味として使われるようになった

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