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●穴子飯が広島県宮島の名物になったワケ
 
穴子が獲れるようになったのは、牡蠣のおかげ
その生産量は、全国1位
牡蠣筏に付着したエビやプランクトンが海底に沈む
それが穴子の餌になり、大量に集まってくる
 
牡蠣の養殖が始まったのは、室町時代
その副産物として穴子も獲れるようになった
 
穴子飯が宮島の名物になったのは、明治31年、
宮島駅で穴子飯の駅弁が発売され、全国に知れ渡った

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●牡蠣に「牡」がついているワケ
中国で白い身が精巣だと思われていたため
牡蠣は、雌雄同体
繁殖期だけオスとメスに分かれ、
繁殖が終わると中性体に戻る
栄養状態が悪かった牡蠣がオスになり、
栄養状態が良い牡蠣がメスになると言われている
 
●一般的な牡蠣の養殖法は、イカダ式
海に浮かべたイカダに牡蠣を吊るして育てる
牡蠣を育てるのに最も適した場所に移動できるから
そのため天然の牡蠣よりも栄養価が高い
 
●栄養価が2倍になる杭打ち式養殖法
遠浅の海に杭を打ち、棚を作り、牡蠣をぶら下げる
干潮によって空気に触れさせて人工的に厳しい環境を作る
通常の3倍以上のコストがかかることから一部の地域でしか行われていない

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ハマグリやアサリで食あたりになることは少ない
●貝類の中でも牡蠣にだけ食あたりが多いワケ
実践女子大学:田島 名誉教授によると
牡蠣は吸い込む能力が高いので、
栄養とともに毒も一緒にたくさん吸い込んでいる
 
海水には、汚れの原因となるプランクトンや
食中毒を引き起こす細菌やウイルスも漂っている
そんな海水をたった1個の牡蠣で1日に200ℓも吸い込む
その量は、アサリの約10倍
 
吸い込み能力が高い牡蠣は、汚れの原因となる物質だけでなく
まれに細菌やウイルスも吸い込んでいる
海水は牡蠣の体内でろ過され、キレイな状態で排出される
細菌やウイルスは排出されないため牡蠣の中に留まる
そのため牡蠣を生の状態で食べると食あたりを起こすことがある

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そもそも船の塗装は、錆びや腐食を防ぐためが目的
船底を赤く塗るのは、別の目的がある
●船底を赤く塗装するのは、船の速度を維持させるため
塗装せずに港に停泊すると、
船底にフジツボや牡蠣がくっついてしまう
赤い塗料の成分は、亜酸化銅
亜酸化銅を船底に塗ることで
フジツボや牡蠣が取りつかなくなる
昔は有機すずを使用していたが、
毒性が強いため海にダメージを与えるため、
現在は使用禁止となっている
亜酸化銅の効果が持つのは、2年半
寿命が来る前に塗り替えている

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