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●おでんのルーツは、味噌田楽
串に刺した豆腐に味噌を塗って焼く味噌田楽
そこに宮中に使えた女性たちの丁寧語である「お」をつけて、
「おでんがく」となり、さらに「おでん」と呼ばれるようになった
 
●せっかちだった江戸っ子のおかげ
味噌を塗ってから焼く旧式のおでんは、手間がかかる
煮込むおでんの場合、具材を入れて煮込むだけで手間がかからない
煮込むおでんも串に刺さっているので、食べるのに手軽
江戸中期に濃口醤油が登場したことで調味料が発展
おでんは、瞬く間に江戸っ子たちに大人気となった
 
●全国におでんが広まった理由は、関東大震災
大正12年に起きた関東大震災
震災後、全国から復興支援の人々が東京に集まった
江戸っ子は、自分らが食糧難であったにもかかわらず、
復興支援に来た人たちにおでんを振舞った
美味しさと手軽さに感動した復興支援者は、各地に持ち帰って
全国に煮込み式おでんが広まった

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ちくわの原料は、魚のすり身だが、
●おでんのちくわぶの原料は、小麦粉
 
その造り方は、小麦粉に水を加えて、よく混ぜ合わせる
分厚い板状の生地に、
それをローラーで何度も伸ばし、薄い生地に
伸ばした生地を棒に巻き付け、
ちくわぶ専用の型でギザギザを成形
約20分蒸し上げ、1日水に浸けて完成
 
水分を吸って大きく膨らみ、
柔らかいモチモチした食感のちくわぶになる
 
昔 魚のすり身が高価だったため、
ちくわの代わりに小麦粉で作られたのがはじまり
麩のように小麦粉で作ることから、
「ちくわ」+「麩」で「ちくわぶ」と名付けられた

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