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1800年代、水兵の甲板着として誕生したセーラー服
●日本で最初にセーラー服を制服として採用したのは、平安女学院
 
19世紀後半、イギリスのビクトリア女王の息子 エドワード7世が
セーラー服を着た姿が、可愛く世界中で評判となり、子供服として流行
その後、ヨーロッパやアメリカで
女性のオシャレ着としてセーラー服が定着
 
そんなセーラー服を1920年、平安女学院の創始者であるミス・エリーが
アメリカで流行っていたセーラー服を平安女学院に送り、
それをデザインし直し、日本で初めて制服として採用した
 
ちなみにセーラー服の大きな襟は、
騒々しい船の上でも声が聞きとれるよう、
収音効果を高めるために襟を立たせて使っていた

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●学ランの襟に白いカラーを付けるのは、シャツを着ていなくても着ているように見せ
るため
 
学ランは、東京大学の前身 東京帝国大学が、
明治19年に取り入れた制服が起源と言われている
 
当時は、襟元にカラーはなく中にシャツを着ていた
しかし昭和20年頃、終戦直後とあって
家庭の経済状況は非常に貧しかった
シャツを購入できたのは、一部の裕福な家庭のみ
襟元を見れば裕福か貧乏かが、一目瞭然だった
そこで開発されたのが、シャツを着ていなくても
着ているように見せられるカラーだった
 
カラーによって見た目で区別がつかなくなり
学生は外見を気にせず学校に通えるように
 
現在は、襟元の補強としての役割がある
カラーを外す不良生徒が増えたため、
学ランの約9割は襟にカラーが埋め込んだタイプになっている

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