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安くて美味しいものが多いことから
食い倒れの街と呼ばれる大阪だが、
●元々、食い倒れは、杭倒れだった
 
古くから水路が多かった大阪は、街の至る所に橋が架けられた
橋のほとんどが、商売や生活に欠かせない町人が自腹で架けた橋
そのため橋の建設や修繕費が大きな負担となり、
橋(杭)を立てるだけで破産するものもいたことから
元々は杭倒れと言われていたが、徐々に食い倒れと変化した

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●元々 大阪は大坂だった
現在の大阪府のあたりが、
オオサカと呼ばれるようになったのは室町時代後期
当時の摂津に、浄土真宗の僧侶 蓮如が寺を建てた
近くに大きな坂がある寺だったので、
寺を意味する御坊をつけて、大坂御坊と名付けられた
 
その後、安土桃山時代になると天下統一した豊臣秀吉が、
大坂御坊の跡地に城を建てた
それが大阪城
現在は、コザトヘンの大阪城だが、江戸時代までは大坂城だった
そして次第に大坂城周辺の地域のことを大坂と表記するようになった
 
江戸時代後期になると、ツチヘンの大坂が縁起が悪いと
コザトヘンの大阪に変えていくようになった
坂を分解すると土反→土にかえる、と言い、
武士が、死を連想させると縁起が悪いとした
坂と同じ意味を持つ阪に変える風潮となり、
明治時代になると正式に大阪の阪がコザトヘンになった

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