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オーストラリア クイーンズランド大学の調査によると
●1時間座り続けると寿命が22分短くなる
 
池谷医院 池谷敏郎によると
イスに座り、膝を曲げている状態だと静脈の血流が滞る
静脈は、脚の筋肉を動かす、ポンプの動きで返ってくる
脚を動かさないとポンプが有効に働いておらず血液が滞り、
血液が固まりやすくなり、血栓ができる
血栓が肺、心臓、脳に飛べば、
血管が詰まり、突然死のリスクが高まる
 
●30分に一度立ち上がり、2、3分動くだけで改善する
 
座っているときは、貧乏ゆすりが効果的

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●人が死ぬメカニズム
1995年に東京理科大学:田沼靖一 教授が発見した死の遺伝子
この死の遺伝子が働きだすとDNAが切断され、細胞の機能が停止し、結果 死に至る
 
●死の遺伝子が存在するワケ
大腸菌やビフィズス菌などのバクテリアには死は存在しない
生物は不老不死と引き換えに有性生殖によって遺伝子を組み合わせる道を選び、
その結果、陸海空の様々な環境に適応して反映できるようになった
 
実は、ウイルス感染や紫外線などによって日常的に遺伝子に傷を負っている
傷は、子孫を残す生殖細胞にも蓄積していく
世代を超えて傷が蓄積すると、種が絶滅する恐れもある
それを回避するために日々傷を負った細胞の消去が行われている
 
●細胞死
ネクローシス(壊死)→外的要因により細胞が破裂し、死に至る現象
アポトーシス(自死)→細胞自ら判断してDNAを切断して死ぬ現象
死んだ細胞は、免疫細胞のマクロファージが食べる
毎日、3000億~4000億の細胞が死んでいる
死ぬ細胞を集めるとステーキ1枚分になる
 
●人の寿命は、120歳が限界
・再生する細胞(皮膚や血液など)の細胞分裂は60回が限界といわれている
DNAには細胞分裂の回数をカウントするテロメアと呼ばれる部分がある
テロメアを使い切ると新しい細胞はできなくなる
テロメアが減る原因は、ストレス、酒、タバコ、孤独など
一方、
・再生しない細胞(神経細胞など)は耐用年数が来ると死んでしまう
再生する細胞と再生しない細胞のどちらかを使いすぎると死んでしまう
  
●がん細胞は、死を忘れてしまった細胞
アポトーシスが正常に作動せず、無限に増殖してしまう病
東京理科大学:田沼靖一 教授は、
がん細胞にアポトーシスを起こさせる化合物を作り、
がん細胞を殺すのではなく、
自ら死んでもらう新しい抗がん剤を開発しようとしている
 
アルツハイマーは、アポトーシスによって神経細胞が早く死んでしまう病
アポトーシスを抑制する薬があれば、根絶できる可能性もある

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2010年、オーストラリアでの研究によると
25歳以上の成人における余暇の座位時間が
1日2時間未満の成人と比べて
4時間以上の成人は、総死亡リスクが1.46倍、
心血管疾患死亡リスクは1.8倍高くなる
 
さらに2012年のオーストラリアの研究では、
1時間座り続けるごとに平均余命が
推定で22分間も短くなることが指摘された
 
2015年には、カナダの各国で実施された研究を統計的に統合し、
心臓や血管の病気やがん、糖尿病などと
座り過ぎの習慣との関連が確認されたと結論付けた
 
2016年にノルウェーなどのグループが、
健康リスクを減らすのに必要な運動量を検証
軽いジョギングやテニスの練習のような中等度強度の運動を
1日60分~75分すれば、座り過ぎによるリスクをほぼ相殺できるという
 
下肢の筋肉を長時間 使わない事の関係が有力視されている
立ったり歩いたりすると下肢の筋肉が収縮する
これに伴って体内で糖を運ぶ糖輸送体が移動し、
血液から細胞への糖の取り込みを促す
また筋肉組織にある酵素を活性化させることで
血液中から中性脂肪の取り込みが促進されることが分かっている
座っている時は筋肉収縮がほとんど起きないため、
糖輸送体や酵素の働きが弱くなり、
血液中の糖や中性脂肪の濃度が高まると考えられている

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睡眠時間と風邪の関係が明らかになった
●睡眠不足の人は、そうでない人と比べて4.2倍も風邪を引きやすい
 
アメリカの研究チームが、被験者164名に
風邪ウイルスを投与し、風邪と睡眠時間との関係を調査
睡眠時間が6時間未満の人は、7時間以上寝ている人より、
風邪をひく確率が4倍以上であることが分かった
 
他にも睡眠不足は、様々なリスクが伴う
睡眠時間が5時間以下の人は、高血圧のリスクが約2倍
睡眠時間が5時間以下の人は、心臓病の発生率が約1.5倍
 
池袋大谷クリニック:大谷義夫によると
睡眠不足になると明らかに寿命が短くなる
 
池谷医院:池谷敏郎によると
睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンのバランスを乱す
必要以上に食べてしまうことで
糖尿病、高血圧、高脂血症のリスクが高まる

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デンマークの大学病院で2万人を35年間追跡調査
●ジョギングの習慣がある人は、寿命が延びる
その延びた年数は、女性で5.6年、男性で6.2年
 
ジョギングの習慣がある人は、無い人に比べ、
中性脂肪の低下やストレス解消につながり、
死亡リスクが44%も低くかった
 
スポーツジャーナリスト:増田明美によると
●ジョギングのベストな速さは、走りながらお喋り出来るくらい
お喋りができる程度の速さで
走っているとほとんど乳酸値は増えない
しかしお喋りができないくらいの
速さになった途端に乳酸値はどんどん増えていく
つまりギリギリお喋りができる速度ならば疲れがたまりにくい

(183)

健康心理学者:ケリー・マクゴニガル(スタンフォード大学)によると
●加齢をポジティブに捉えるだけで寿命が延びる
アメリカで行われた思い込みと寿命の研究
年をとることを
知識や経験が豊富になる などポジティブに思い込む人と
自分は役立たずなどネガティブに思い込む人の寿命を比べた
するとポジティブに捉える人の方が、
8年も寿命が長いという結果がでた
ネガティブな人は、どうせ年をとれば
健康になれないと思い込み、運動をしなくなる
ポジティブな人は、やればできると素直に医師のアドバイスに従う
健康のために運動をした人が多く、長生きにつながる
ストレスを抱えると、心拍数が上昇し心臓の血管が収縮する
 
アメリカ ハーバード大学の研究では、
ストレスは人間にとって大切なモノであると思い込ませると
ストレスを感じても心拍数は上がったままだが、
心臓の血管の収縮が見られなかった
思い込みを変えるだけで、体が反応してくれることが分かった

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