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小豆を煮て砂糖を加えて練り、粒を残したあんこを、つぶあんという
粒々があり似ている小倉あんだが、実は全く違う
 
●つぶあんと小倉あんの違い
飛鳥時代、当時 肉を食べられなかった僧侶が、
肉の代わりに煮た小豆を食べたのが、つぶあんの始まり
その頃のつぶあんは、砂糖が入っておらず、
甘くなくご飯のおかずとして食べられていた
 
平安時代、当時京都で繁盛していた天皇御用達の菓子屋の職人 和三郎が、
砂糖を入れたつぶあんを開発する
天皇への献上品にするには、小豆がつぶれて見た目が良くない
困っていた和三郎に、唐から帰ったばかりの空海が、
現地から持ち帰った小豆を差し出してくれた
それは普通の小豆より一回り、二回り大きな小豆だった
煮てみると皮が破れにくいという特徴があった
煮ても皮が破れないことから切腹を連想させないということで、
切腹の習慣がない公家の役職名にちなんで、大納言小豆と名付けられた
和三郎は、大納言小豆を地元の山で栽培し、甘いつぶあんを作った
その大納言小豆を栽培したのが、京都の小倉山の近くだったことから、
小倉あんと名付けた
 
普通の小豆で作ったのが、つぶあん
小倉山付近で栽培された大納言小豆で作ったのが、小倉あん
 
江戸時代になると、大納言小豆の値段が高すぎるということで
普通の小豆で作ったこしあんに少しだけ大納言小豆を混ぜたものを
小倉あんとして売り出すお菓子屋が増え、広く定着した
現在でも、普通のこしあんに少しだけ大納言小豆を混ぜたものを小倉あんと呼んでる

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井村屋のあずきバー
1973年、ぜんざいを そのままアイスにするという発想から誕生
年間の売上は、2億5000万本以上
 
●1日24トンも あずきを使用している
その中から5~7㎜の大きさのあずきや 色の悪いあずきを選別している
 
●あずきバーが固すぎる理由
あずきバーの原材料は、砂糖、小豆、水飴、コーンスターチ、食塩のみ
乳化剤などアイスを柔らかくする添加物が一切入っていないため固い
 
●あずきバーを ぜんざいにする
あずきバーを電子レンジで1分ほど温めるとぜんざいになる

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