意味」タグアーカイブ

広辞苑は、1つの言葉でも複数の意味を解説している場合があり、
①②③…と順番をつけて記載している
1955年の発行当初以来、記載順にルールを設けている
 
●広辞苑の言葉の意味を記載する順番ルール
 
1つの言葉に複数の意味が発生した場合、
現代の使われ方を優先せず、元々の古い意味から順番に記載している
これによって言葉の歴史を辿れるようになっている
 
例えば、「優しい」という言葉は、
①身も痩せるように感じる。恥ずかしい。→奈良時代
②周囲や相手に気をつかって控えめである。つつましい。→平安時代
④おだやかである。すなおである。→現代

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●「こする」「なでる」「さする」の意味の違い
 
どの言葉も手を何かの対象物にあてて動かす様子を表す言葉
動かす力の入れ具合で3つの言葉を使い分けできる
 
力の入れ具合が強い順番が、
「こする」→「さする」→「なでる」
 
「こする」は、漢字で「擦る」と書く
「擦」には削り取るという意味がある
「擦る」は、削り取るほどの力で繰り返し動かすという意味
 
「さする」は、漢字で「摩る」と書く
「摩る」には摩擦を起こすという意味がある
摩擦を起こすだけの力で繰り返し動くという意味
 
「なでる」は、漢字で「撫でる」と書く
「撫でる」には、可愛がるという意味がある
愛おしいものを触る表現となる
「なでる」は、一方向に1回滑らせるだけ
 
●十分と充分の違い
十分は、物理的に満たされている状態
充分は、気持ちが満たされている状態
 
●天気と天候の違い
天気は、特定の日時の大気の状態
天候は、まとまった期間の大気の状態
気候は、天候よりも長い期間

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