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現在、毎年1000万トンのプラスチックゴミが海の中に流れ込んでいる
特に問題となっているのが、マイクロプラスチック
プラスチックは、紫外線に長時間さらされると劣化し、
ボロボロになっていくという性質がある
5㎜以下まで細かくくなったプラスチックを
総称してマイクロプラスチックという
マイクロプラスチックは、劣化が進んでいくと
スポンジのように有害物質を吸着していく性質がある
餌と間違えた小魚が食べ、汚染された小魚を大きな魚が食べる
汚染が濃縮された身を人間が食べることで人に害をなすと言われている
 
●ポリエチレンテレフタレートを分解するサカイエンシス
2016年、慶應義塾大学と京都工芸繊維大学の研究グループが
大阪府堺市のリサイクル工場で新種の細菌を発見した
イデオネラサカイエンシスと名付けられた
通称サカイエンシスと呼ばれている
このサカイエンシスは、ポリエチレンテレフタレートを
分解して成長する特性を持っていた
ポリエチレンテレフタレートは、自然界では分解は不可能と思われてきた
このサカイエンシスは、海のプラスチックゴミ問題を解決する考えられている
 
細菌が突然変異することで人間にプラスに働く明るい話題と考えられがちだが、
2016年、アメリカ人の女性が感染症で亡くなった
通常 感染にかかると抗生物質を処方し、病原菌の成長を阻害する
無くなった女性から見つかった病原菌は、
26種の抗生物質が効かないスーパー耐性菌だった
●なぜ耐性菌が生まれるのか?
抗生物質を飲むと吸収されるのは1%ほどで大部分は排泄される
大量に生産された抗生物質が使われずに捨てられる
こうして自然界に抗生物質が流れていくことで、自然界に元々いた細菌と触れ合う
すると抗生物質に耐性を持った細菌が突然変異でできてしまう
細菌の利用は人類が予想できない事態を招くかもしれない

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