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浮世絵師:葛飾北斎の様々な富士山を描いた富嶽三十六景
中でも有名なのが、「赤富士」
実は「赤富士」は通称
北斎が名付けた正式名称は、「富嶽三十六景・凱風快晴」
●北斎の赤富士の赤は、他人が勝手に塗り替えた
元々の色は、ほぼ白
 
浮世絵は、デザインを元に彫り師が版木を作製
版木は、それぞれの色ごとに作られる
そして擦り師によって色を擦り重ね、色をつけていく
 
赤富士の富士山を赤く塗ったのは、版元
浮世絵師に仕事を依頼して販売する版元
版元は、絵師に許可なく勝手に色を変えても良い権限を持っている
初ずりと呼ばれる最初の200枚までは浮世絵師の指示通り作製するが、
そのあとは、版元の判断で塗り替えることができた

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モナリザに匹敵する有名な絵:富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
描いたのは、浮世絵師:葛飾北斎
そんな生涯で3万点も作品を残した北斎は、ダメ人間だった
 
・面倒なことが嫌いで掃除嫌い
 
・家が汚れたら引っ越す
北斎の生涯の引っ越し回数は、93回
1日に3回も引っ越したことも
当時の文化人手帳には、住所不定と記録されている
 
・お金に全く執着がない
 
・金がなければ名前を売る
変えた名前は、30回以上
富嶽三十六景 神奈川沖浪裏は、為一の名で描かれている
最後の名前は、画狂老人卍
 
90歳で亡くなった北斎の最期の言葉は、
「あと10年、いやあと5年生きられたら本物の画書きになれるだろう」

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