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鮮やかな赤い体と大きな目が特徴の金目鯛
金目鯛は鯛と呼ばれながら、実は鯛ではない
 
●金目鯛は鯛ではない
 
金目鯛は、真鯛やクロダイとは違う深海魚
真鯛やクロダイは、スズキ目タイ科
一方、金目鯛は、キンメダイ目キンメダイ科で全く違う種類の魚
真鯛やクロダイは、水深20m~180mくらいの浅い海に生息
金目鯛は、水深800m付近で暮らす深海魚
真鯛やクロダイとは、全く違う場所にいる
深海では太陽の光がほとんど届かない、
わずかな光を効率よく取り込むために目が大きく発達した
金目鯛の目に光を当てると金色に輝く
目が金色に輝くことからキンメと呼ばれている
さらに金目鯛は、水中にいる時の体の色が
真鯛に似ているため鯛と名付けられた

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水深200m以下で暮らす深海魚は、
水深の浅いところに引き上げられると
水圧の影響で目が飛び出し、体がパンパンに膨らむ
このとき内臓が破裂して死に至ることも
 
●水深が変わると破裂する深海魚を水族館で展示するための技
 
葛西臨海水族園:中村浩司によると
深海魚のお腹に針を刺して空気を抜く
 
水揚げされた深海魚は水圧の変化の影響により、
体が膨らみ、死の危険に陥る
 
お腹の空気を抜いてあげることで
元気を取り戻す可能性がある
 
空気を抜いて無事に復活した深海魚だけが
水族館に運ばれ、展示される

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