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村や集落の路傍に置かれる主に石造りの神様 道祖神だが、

秋田県では藁造りの武将姿の道祖神が点在している

地元ではその道祖神を鹿島様と呼んでいる

 

初代天皇 神武天皇の即位年から2680年続く関東最古の神社

茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮の御祭神である軍神タケミカヅチオオカミ

鹿島神宮の境内には、藁で作られた人形が祀られている

東北に進軍する鹿島の神様に付き従う兵士を模しているという

藁人形に願いを込める人形送りという習わしは、江戸時代から続いている

この鹿島信仰が、秋田県まで伝わり、

男鹿半島では、なまはげ信仰が広まり、北部や南部では道祖神 鹿島信仰が広まった

 

鹿島様は子孫繁栄、五穀豊穣、そして疫病が村に入ってこないように願いを込めて立てられている

400年前、疫病が大流行した時、村の入り口に藁人形を作りなさいと神様からお告げを受け、鹿島様を作ったという

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昔、宿が見つからず困っていた旅人を家に泊め、
貧しいながらも食事までふるまった男がいた
旅人の正体は、病の神様
もてなしに感謝し、男に約束する
「お前の家だけは助けてやろう」
その言葉通り、男の一家は、
どんな病にもかからず子々孫々繁栄
その男こそ、蘇民将来
以来“蘇民将来の子孫なり”と書いて戸口に貼っておけば、
疫病にかからないと信じられてきた
 
地方によっては、正月のしめ飾りに書かれていたり、
岩手県黒石寺で行われる蘇民祭では、
真冬に裸で水をかぶり、1年の無病息災を祈願したり、
実は、日本中に浸透している名前

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●鬼と呼ばれた僧侶:元三大師
 
平安時代、比叡山延暦寺を建て直した実在の僧侶
その昔、平安京を襲う疫病を、元三大師が鬼の姿に変わり、
疫病を振りまく神々を追い出した
その伝承は今でも各地で生きており、
厄除けのお札として親しまれている
元三大師が鬼の姿に変化した像が廬山寺に安置されている
 
その像は、見る人の心を見透かす像として知られている
元三大師の鬼大師像を見て、
笑っていると思った人は、心が穏やかな状態
厳しい顔に見える人は、悩みがあると言われている
 
ちなみに、元三大師は寺社のおみくじを考案したとも言われている
昔は僧侶が1~2時間かけて答えていた

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