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●相撲界を角界というワケ
角界と呼ばれるようになったのは、相撲が読みにくかったから
元々 すもうは、相撲と角力という2つの漢字があてられていた
角力とは、力比べという意味で、中国の言葉
 
江戸時代、相撲は庶民が読みにかったため、簡単な角力が定着し、
相撲界を角界と呼んでいた
 
●歌舞伎界のことを梨園というワケ
中国の皇帝が、梨の木のある庭で音楽や舞踊を教えたという故事から
音楽や舞踊を学ぶ人を梨園の弟子と呼ぶように
江戸時代の漢学者が演劇界を梨園と呼んだのがはじまりと言われている

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明治時代、当時 相撲部屋の食事は、
力士ごとに一人前ずつ料理が用意され、
親方、先輩、弟子が別々に分かれて食べていた
通算成績150勝15敗、圧倒的な強さを誇った第19代横綱 常陸山谷右衛門が籍を置く相撲部屋は、横綱に憧れる入門者が一気に増えた
そのため食事を作る料理版の負担が増え、手が回らなくなっていた
そこで何十人分もの料理を一気に作れる巨大な鍋を購入
鶏肉や野菜などを大量に入れて、鍋料理を作った
これまでは別々に分かれて食べていた親方と
力士が全員同じ鍋を囲んで一緒に食べるように
相撲部屋で父である親方と子である弟子が
一緒に食べることから
父を意味する「ちゃん」と子供の「こ」で
「ちゃんこ鍋」と呼ぶようになった
 
ちなみに、ちゃんこ鍋のダシは、
2本足で立つ鶏ダシを使うことが決まりとなっている

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土俵内で2人の力士が取り組み、勝敗を決する相撲
 
●相撲の語源は、裸で争うの「すはだのまい」
 
「裸で争う姿」から「すはだのまい」と呼ばれ、
それが簡略化され、「すまい」
 
平安時代までは「すまい」と呼ばれていた
 
のちに「すまい」が転じて「すもう」となり、一般化
 
現在の相撲の様式は江戸時代で始まったとされる

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