銀座にある明治28年創業の洋食 煉瓦亭
小説家 池波正太郎など多くの文豪が足しげく通った名店
看板メニューが「元祖ポークカツレツ」
日本で初めて提供されたトンカツ
●トンカツの付け合わせが、キャベツの千切りになったワケ
煉瓦亭4代目 木田浩一郎によると
それは人手不足を解消するため
最初に提供したトンカツの付け合わせは、
ブイヨンスープで煮込んだぶつ切りのキャベツだった
明治37年、日露戦争が開戦
店の男性従業員が徴兵され、人手不足になり、
茹でるのをやめて、ぶつ切りの生キャベツを提供
客から、美味しくないとクレーム
そこで茹でるよりも手間がかからない千切りで提供したところ、
ソースによく馴染み、トンカツにも合うと好評を得た
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