●国家予算の約2割を教育に投入するシンガポール
2007年、国民一人当たりのGDPが、日本を抜きアジア1位に
人材こそ重要な資源と考える徹底したエリート選抜教育
それが振り分け教育
 
小学校の卒業前に試験:PSLEが行われ、
毎年11月に各学校の体育館などで発表される
この結果によって中学校は、エクスプレスコース、
アカデミックコース、テクニカルコースの3つのコースに分けられる
大学進学を目指すエクスプレスコースに進めるのは、全体の約60%
高校入学時にもふるいにかけられ、
最終的に大学に進めるのは、わずか30%
エリートコースに進めるか否かが小学校の時にほとんど決まってしまう
 
中学卒業後、エリートコースに
進めなかった多くの子供は、専門技術を学ぶ学校に通う
飛行機の整備士や半導体の製造など様々な職業訓練コースがある
その授業料は年間わずか2万円
政府が約300億円の補助金を出している

(183)

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フィンランドは、世界有数の教育立国
15歳の子供を対象に行われる学習到達度調査で
フィンランドは常に上位にランクイン
しかし ほんの20数年前までは教育に熱心ではなかった
きっかけは1991年のソ連崩壊
隣国ソ連への輸出に頼ってきたフィンランド経済は急速に悪化
街には失業者があふれた
 
そんな国家の危機を救ったのが、
元中学校教師:オッリペッカ・ヘイノネン、当時29歳
1994年にヘイノネン氏が教育大臣に就任後、
わずか6年でフィンランドは学習到達度調査で世界一に
すると経済も活性化、ノキアを筆頭にIT産業が躍進
2001年から4年連続 国際競争力 世界一に
 
●子供の未来に先行投資したフィンランドの教育革命
・学校教育を全て無料にした
・教師の資格を取るのを難しくした
大学院を出ていないと教師の資格が取れないようにした
・教育のやり方を各学校に任せた
フィンランドの目的は、良き納税者を育てること

(271)

皮膚科医:白石美緒によると
●肌の潤いは、加齢とともに失われていく
基本的に皮膚の水分は、40代以降 徐々に落ちていく
女性ホルモンの減少も、一つの要因となっているが、
加齢によりホルモンバランスが乱れ、
また新陳代謝が悪くなり肌の乾燥が進む
 
●乾燥肌を緩和させるために
肌の水分量を保つには、セラミドが大切
セラミドとは、スポンジのように水分や
油分を含み、細胞同士をつなぎとめている部分
 
●コンニャクでセラミドを補充する
コンニャクなどに含まれるセラミドを摂取すると
肌のセラミド増加を促進させ、保湿効果が期待できる
さらに化粧水や保湿剤を、こまめに使用すると良い

(131)

歯科医師:清水百合によると
●年をとって野菜が美味しく感じるのは、老化によって舌が鈍感になったから
 
年をとると舌の味を感じる味蕾の数が減る
20代に比べ、約70%の味蕾が減少し、味に鈍感になっていく
 
甘味と旨味は変わらないが、
塩味、苦味、酸味が特に感じにくくなる
 
したがって野菜のえぐみや苦味が分からなくなり、
野菜を美味しく感じるようになる

(1024)

茹でるとシャクナゲのような色になるから、シャコと転じた
江戸前寿司の定番だったが、漁獲量が激減
2015年の出荷量は、ピークである1989年の1%
諸説あるが、カンブリア紀 4億年以上前から
姿を変えず生息していると言われている
 
そんなシャコの中でも とんでもない性能を持つシャコがいる
●10万色を識別するモンハナシャコの目の性能
・人間が識別できるのは1万色だが、モンハナシャコは10万色
・360度 見渡せる
・赤外線や紫外線も見える
・シャコパンチ
貝やカニの甲羅も破壊するパンチは、時速80キロ
銃弾の加速度に匹敵する
その拳は、外側が硬いハイドロキシアパタイト、
内側は柔らかい炭酸カルシムなど
繰り返し 打ち続けても拳は壊れない

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真っ赤な体をしたアメリカザリガニ
●ザリガニにサバを与え続けると青色から白色に変化する
 
ザリガニの赤い色は、
自然界で食べているエサと密接な関係がある
 
ザリガニは、通常 腐った植物を食べていて、
それに含まれるビタミンAが殻の赤い色素を作っている
 
しかし与えるサバには、ビタミンAが無いため
食べ続けると赤い色素が作れなくなるので青色に変化する
さらにサバを与え続けるとザリガニの色は白くなる

(197)

トルコのファストフード、ケバブ
 
●ケバブの巨大な肉は、鶏肉
 
鶏肉にターメリックやブラックペッパーなど8種類のスパイスで味付け
味が馴染むまで混ぜ合わせる
味付けした生の鶏肉をケバブ棒に刺し、次々と肉を重ねていく
使用する鶏肉の枚数は、190枚
見栄えを良くするため、余計な肉をカットし、形を整える
数日間 冷凍させて熟成させる
店頭に設置したら、肉を回転させながら
ヒーターの熱でじっくりと焼き上げる
 
肉の焼けた部分だけを販売し、
カットして現れた生肉を段階的に焼いていく
 
ケバブの正式名称は、ドネルケバブ
味付けした肉の塊を回しながらじっくりと焼くという意味
基本は鶏肉だが、牛肉を販売している店もある

(283)

●鉄やすりは、仕上げの工程で味噌を塗っている
 
鉄やすりのベースとなる鉄の棒をプレスして成形
表面をやすり状に削る
そして食用の味噌を水で溶かし、やすりを浸す
味噌を塗ったまま しばらく乾燥させる
最後に800℃の鉛の中に入れて、硬度を高める
 
味噌を塗っておくことで、
味噌に含まれる炭素をやすりが吸収し硬くなる
さらに やすりの目に鉛が詰まるのを防いでくれる
 
ちなみに江戸時代からすでに
やすりに味噌を塗って仕上げていたという

(956)

苔は根を持っておらず、それに代わる仮根を持っている
仮根は、周りの土や木の幹に絡み、支える役割がある
 
一般的な植物は、維管束を通して
根、茎、葉という順番で水分を吸収する
苔は維管束を持っていないので、体全体で水分を吸収する
 
東海大学 農学部 応用植物科学科:星 良和 教授によると
●苔には空気を浄化する効果がある
苔は体全体で空気中から水分を得る
そのとき、同時に窒素やリンなどを含む粒子も引き寄せる
その性質で目に見えない臭い成分である粒子も
引き寄せることが分かった

(483)

●ろうそくの煙に火を近づけるだけで再点火するワケ
 
ろうそくに火が点くと、ろうが溶けて液体になり、
パラフィンが気化して、燃える
一旦、火を消しても、パラフィンが漂っているので
火を近づければ、再び着火する
 
ろうそくを消したときの煙の正体は、
煙ではなくパラフィンが気化したもの

(1330)

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