1、意味がないから宿題を廃止
宿題の目的は、単元の理解を深めるため
実際は、理解している子供もやらなくてはいけないため意味がない
理解していない子供は、宿題出されても分からなく意味がない
単元の理解を深める本来の目的を失った宿題は、廃止した
2、学力を伸ばすため定期テストを廃止
麹町中学校のデータによると、定期テスト廃止後、
数学が苦手だった生徒の成績がアップし、全体の学力が底上げされた
今の日本の教育は、情報を与え続けて、
それを記憶してペーパーにアウトプットする、
この能力に長けている人が大学に合格していく
本当に大事なのは、子供自身が勉強したいと思うか
定期テストの代わりに導入したのが、単元テスト
数学なら比例反比例など単元終わりで行う小テスト
ポイントは、自己申告で再テストが受けられること
70点だった子供は、30店分の分からなかったところを調べてくる
勉強は、分からないものを分かること
分かるように努力する
何らかのアクションを起こして分かるようになると
自分の経験となり次の行動に変化が出る
3、生徒に当事者意識を持たせるためにクラス担任制の廃止
2018年度から始めた学年の全教員で学年の全生徒を見る全員担任制
生徒のトラブル、保護者対応などそれぞれの教師の特性に合わせて
マネジメント役の教師が見極めて配置する仕組み
結果、子供たちがクラスの比較をしなくなった
例えば、生徒同士でトラブルが起きた、仲直りできない、クラスが荒れていく、担任のせいになってしまう
人のせいにする集団では、自己改善能力が失われる
全ての大人が当事者でなければいけない
子供たち自身が当事者になる仕組みを作らないと
人のせいにすることだけを覚える子供たちになってしまう
●目的と手段
全国の学校でほぼ同じ形で中間 期末テストが行われている
その理由は、通知表をつけるため
通知表は、本来 学力向上のためにつけられていた
通知表をつけることが、いつの間にか手段ではなく目的に変わっている
目的と手段が逆になっている慣習は改善していくべき
●みんな仲良くする必要はない
どうやったって仲良くなれない人がいるのが、世の中
その対立の中でどう解決していくのか?を考えていく
●教育の最終目的
社会に出てからよりよく生きる、その能力を身につけること
そのために役に立つことはやる
(489)