オレンジ色の果肉が映える夕張メロン
今でこそ高級な贈答品となっているが、
メロンの果肉の色は緑である印象から最初は評判が良くなかった
 
生産者は美味しい夕張メロンを普及させるために
北海道のプロ野球の試合のホームラン賞の賞品に出した
すると読売ジャイアンツの王貞治が、ホームラン賞を獲得
インタビューで夕張メロンが美味しいと答え、全国に広まった

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●切手は、切符手形(きりふてがた)の略語
江戸時代、米などと交換する商品券のようなものだった
明治時代に郵便が出来てからは、
郵便切手を切手と呼ぶようになった
 
●演歌は、演説歌の略語
明治時代、自由民権運動の活動家が
厳しい取り締まりを避けるため、
演説の代わりに歌った演説歌の略
後に政治色が薄くなり、艶歌と書かれるようになった

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●キウイフルーツは、衝撃を与えると甘くなる
キウイフルーツは、木になっているときは熟さず、
地面に落ちたときのショックで、
エチレンガスを出して熟し始める
テーブルにぶつけるなどショックを与えると早く甘くなる
 
●丸いキウイフルーツより平べったいキウイフルーツの方が甘くて美味しい
キウイフルーツの白い軸は甘い
平べったいキウイフルーツの方が、白い軸が大きい
キウイは枝の根元から近い方が、
栄養が多く行き渡り、平べったく大きくなる

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皇居の周りを走る約5㎞のコースは、
皇居ランと呼ばれ、ランナーに人気
 
●皇居ランが流行ったきっかけは、銀座のホステス
 
1964年に行われた東京オリンピック
マラソン日本代表の円谷幸吉が激走を見せ、銅メダルを獲得し、
日本でランニングのブームが起こった
そのブームで走り始めたのが、銀座のホステスで
ホステスだけのマラソン大会まで行われた
それは大々的にニュースで報じられ、
ホステス以外も皇居の周りをランニングするようになった

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●小田急線 百合ヶ丘駅の名前の由来に、百合は関係ない
 
昭和24年、地元に駅が欲しいと地域住民の声を受け、
有力者が小田急電鉄に駅の建設を依頼した
その際に提示された条件が、安定した駅利用者の確保だった
 
地域の地主たちは私財を投じるなどして
昭和35年、県内初の近代的団地 百合丘団地を建設した
 
当時、駅を作るため土地の提供や開発に尽力した地主が128人
 
百人余りの地主が力を合わせてできた団地であることから
百合う丘、百合ヶ丘と名付けられた

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名前と氏名、同じ意味なのに敬語になると
お名前、ご指名になる
他にも、お友達、ご友人、お住まい、ご住所、
●敬語の「お」を付ける言葉と「ご」を付ける言葉の使い分け
 
基本的には、「お」と「ご」の後に続く言葉が、
音読みなのか、訓読みなのかで使い分ける
訓読みの言葉には、「お」
音読みの言葉には、「ご」が付くのが、基本的なルール
 
日本語の基本的なルールとして、1つの言葉の中に
音読みと訓読みが混ざることはない
「お」も「ご」も漢字で書くと「御」
「御」の訓読みは「お」、音読みは「ご」
なので訓読みの名前には「お」、音読みの氏名には「ご」が付く
例外もあるが、ほとんどがこのルール

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雑誌を主体に各種メディアでアイドルとして活動するグラビアアイドル
 
グラドルとも略称されるグラビアアイドルだが、
●グラビアアイドルのグラビアとは、印刷技法の名前
 
グラビアとは、写真や絵画など、
細かい濃淡を表現できる印刷技術
グラビア印刷で刷られた写真ページは、
巻頭グラビアと呼ばれ、
そのページをメインに活動する女性タレントを
グラビアアイドルと呼ぶようになった

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愛人は、本来 愛する人、配偶者を意味する良いイメージの言葉だった
1955年に出版された初版の広辞苑には、人を愛すること、恋人と良いイメージで書かれている
 
●愛人という言葉は、太宰治が書いた1文がきっかけで、真逆のイメージで使われるようになった
 
1947年に出版された「斜陽」は、ベストセラーとなった
太宰が38歳の時に執筆した斜陽は、当時妻がいながらも4歳下のしず子と不倫していた太宰がモデルと言われている
貴族階級の出であるかず子が既婚の小説家である上原との不倫関係を描いた小説
不倫で悩むかず子が、なかなか会えない上原に宛てた手紙に、“私はおメカケ この言葉言いたくなくてたまらないのですけど でも愛人と言ってみたところで俗に言えば おメカケに違いなのですから”
おメカケとは、正妻ではない妻、不倫相手であることを表している
かず子は、おメカケとは言いたくないので、当時まだ良いイメージだった愛人という言葉を使った
この1文によって、愛人が不倫相手のイメージで浸透してしまう
 
その後、他の文豪たちも愛人=不倫相手と好んで使うようになる
1970年代になると新聞記者が文豪を真似て、愛人=不倫相手を見出して使うように
1080年代、テレサ・テンの「愛人」が大ヒット
1991年、第4版の広辞苑には、情婦、情夫という解説が追加された

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●クロワッサンは戦争がきっかけで誕生
1683年、オスマン帝国の大規模なヨーロッパ進撃作戦、第二次ウィーン包囲
オーストリアの首都ウィーンを大軍で攻撃したが、失敗し、包囲戦が長期化
最後は中央ヨーロッパ諸国連合軍が包囲を打ち破った
その戦争の勝利を記念して、町のパン屋が
トルコ国旗の意匠である三日月を象ったパンを作った
 
ちなみにウィーンのユダヤ人パン職人が
王へ感謝のしるしに馬のあぶみを象ったパンを献上したのが、ベーグルの始まり
 
1700年代後半にオーストリアのマリー・アントワネットが、
フランスのルイ16世に嫁ぐ際、三日月形のパンを持ち込んだ
フランス語で三日月を意味するクロワッサンと名付けられ、フランス中で流行した
 
●まっすぐなクロワッサンが誕生したワケ
三日月形のクロワッサンが流行した頃は、安いマーガリンを使用していた
高級なバターを使ったクロワッサンが作られた際、
安いマーガリンを使用した三日月形のクロワッサンと
差別化するためにまっすぐなクロワッサンにした

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