●ホタルは、卵の時から光る
 
ホタルは、直径0.5㎜の卵、幼虫、サナギ、
成虫、全ての段階で緑色の鮮やかな光を放つ
 
成虫になって美しく点滅すのは、求愛のため
 
卵が光っているのは、外敵から身を守るための警告
 
ホタルの発光物質はルシフェリンと呼ばれ、
ルシフェラーゼという酵素とATPがはたらくことで発光する
発光は表皮近くの発光層でおこなわれ、
発光層の下には光を反射する反射層もある

(367)

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●ソフトクリームのコーンは、とうもろこしのコーンではない
 
ソフトクリームのコーンは、
英語で円錐を意味する「コーン」
円錐を英語でコーン(cone)と言う
とうもろこしのコーンは、corn
工事現場で使用される三角コーンも、円錐のコーン
 
実際にソフトクリームのコーンには、
とうもろこしは使われていない
小麦粉と水を混ぜた生地を型に投入し、
型取り器を入れて円錐型に焼いていく

(190)

ハマグリやアサリで食あたりになることは少ない
●貝類の中でも牡蠣にだけ食あたりが多いワケ
実践女子大学:田島 名誉教授によると
牡蠣は吸い込む能力が高いので、
栄養とともに毒も一緒にたくさん吸い込んでいる
 
海水には、汚れの原因となるプランクトンや
食中毒を引き起こす細菌やウイルスも漂っている
そんな海水をたった1個の牡蠣で1日に200ℓも吸い込む
その量は、アサリの約10倍
 
吸い込み能力が高い牡蠣は、汚れの原因となる物質だけでなく
まれに細菌やウイルスも吸い込んでいる
海水は牡蠣の体内でろ過され、キレイな状態で排出される
細菌やウイルスは排出されないため牡蠣の中に留まる
そのため牡蠣を生の状態で食べると食あたりを起こすことがある

(267)

伊勢エビや車エビ、ブラックタイガーに比べて、
甘えびは、身がトロってしている
鹿児島大学:大富潤 教授によると
●甘えびの身がトロっとしているのは、深海に棲んでいるから
 
甘えびの多くが生息している場所は、水深500メートルの深海
伊勢エビは20m、車エビは40m、
ブラックタイガーは100mに対し、甘えびは500m
食べられるエビの中では最も深い場所に棲息している
 
深海に棲む甘えびは、他のエビに比べ、
食べたエサを消化するために
必要なタンパク質分解酵素を多く含んでいる
そのタンパク質分解酵素が水揚げ後に、
自らの筋肉を分解するため、身がトロっとしている

(526)

食材の乾燥を防ぎ、食べ物の保存に欠かせないラップ
 
●サランラップの原料の7割は、塩
 
株式会社クレハ:吉田圭一によると
食用ではない塩でメキシコやオーストラリアなどから輸入し、
工業塩からできた成分7割と
エチレンなど石油由来の成分3割を使用する
合成した粉を高温で溶かし、
液状にして薄く伸ばしていく

(1793)

●自己管理の甘い人は、夏休みの宿題も遅めにやることが多い
 
大阪大学の池田新介 教授の研究
夏休みの宿題を早めに片付けた人と
ギリギリまでやらなかった人にアンケート調査
 
肥満:後回しにした人:30.5% 早めに片付けた人:22.9%
 
喫煙習慣者:後回しにした人:34.9% 早めに片付けた人:24.6%
 
負債保有者:後回しにした人:30.3% 早めに片付けた人:24.1%
 
飲酒習慣者:後回しにした人:19.2% 早めに片付けた人:10.6%
後回しにした人の方が、上記の率が圧倒的に高い結果となった
 
自己管理の甘い人は、夏休みの宿題も遅めにやることが多い
夏の過ごし方は、人生に後々まで影響が出る

(285)

●サンマが最も美味しい季節は、夏
サンマには味の旬と、漁獲量の旬がある
北海道根室沖、道東には、サンマにとって豊富なエサがある
この地域にいるサンマが、最も脂がのった良い状態
それが大体、夏
しかし少ない漁獲量の刺網漁で獲る新サンマは、
1匹500円~1000円と値段も高く市場にあまり流通しない
そしてどんどん太平洋を南下してくると
千葉の沖合でどっさり獲れるように
秋は漁獲量が増えるため価格が安くで家庭に普及
それがサンマ=秋の味覚のイメージがついたが、
それだけ泳いでくる間に、サンマの脂は格段に落ちる
 
●サンマの名の由来
諸説あるが、元々、魚を「ナ」、野菜も「ナ」と呼んでいた
これでは区別がつかないということで
魚を「真魚(マナ)」と呼ぶように
「サンマ」は細い魚なので
「狭」に「真魚」という字をくっつけた
「狭真魚(サマナ)」が転じて「サンマ」となった
 
「真魚(マナ)」をさばく板だから「まな板」

(245)

●缶の飲み口は、左右非対称
 
左右対称だとタブを引いた時に、
均等に力がかかり、開けづらい
 
非対称であるから一方に力がかかり、
小さな力で開けることができる
 
さらに力がかかりやすい方は、鋭角に設計されている
開ける勢いを一旦 抑え、
ジュースが飛び出すのを防いでいる

(271)

●アンティークとヴィンテージの違い
作られた年代が100年以上前のモノをアンティーク
作られた年代が100年より前のモノをヴィンテージという
 
1900年代初頭までは、製造された年に関係なく
古くて価値のある全てのモノをアンティークと呼んでいた
1934年にアメリカで、100年以上前に作られた美術品、
工芸品には課税しないという通商関税法ができた
これを機に100年以上の古いモノをアンティークと呼ぶように
100年以上経っていないモノは、
特に呼び名がなくただの古いモノという扱いだった
 
1980年代、バブルの日本は、世界中のアンティークを買い占めた
市場にアンティークが無くなってしまい、
世界の骨董業界は、100年経っていなくても価値のあるモノを
売り出そうとヴィンティー時と呼ぶことにした
元々ヴィンテージとは、ワインにするブドウの収穫された年をさす言葉
そして古いワインには価値があることから、
そのイメージを引用した

(297)

●ビキニ環礁の水爆実験から名付けられたビキニ
 
米ソ冷戦の中、1956年5月21日、ビキニ水爆実験が行われた
ビキニ環礁の南東上空1万6000メートルの
高さからB-52爆撃機が初めて水爆を投下した
水素の核融合により爆発を起こした水爆は、
直径6㎞あまりの巨大な火の玉となった
あまりに爆発が大きすぎて戦争では使えないと判断された
その後、ビキニ環礁では頻繁に、水爆実験が行われた
 
1946年7月、フランスのデザイナーが衝撃的な水着を開発
ちょうどビキニ環礁では水爆実験を行っており、世界に衝撃を与えていた
体を隠す部分がほとんどない衝撃的な水着をビキニと名付けた
 
●魚肉ソーセージは、ビキニ環礁の水爆実験で爆発的に普及した
1954年にアメリカが行ったビキニ環礁の水爆実験で
日本のマグロ漁船が被爆し、
汚染の風評によりマグロの値段が暴落した
その安くなったマグロを材料に魚肉ソーセージを製造
流通量が拡大し、大衆食として普及した

(263)

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