●「イカサマ」の語源は、イカ墨
 
イカサマとは、インチキをするという意味
昔、イカ墨で文字や絵を描いていた
イカ墨は、書いた直後は黒いが、徐々に薄くなり茶色になる
茶色になることをセピアという
コウイカの学名は、セピア・エスクレンタという
 
昔、茶色い紙に書かれた借用書の名前
イカ墨で書かれた名前は、徐々に茶色に変化し、紙の色と同化
色の変化を利用して、借りた金をだまし取ることから
時間が経つと茶色になるイカ墨を「イカサマ」と呼ぶようになった

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●妻、嫁、奥さん、家内、カミさんの適した使い方
 
大東文化大学 准教授 山口謠司によると
日本最古の歴史書 古事記に
“私の名はアシナヅチといい、妻の名はテナヅチという”と記されている
奈良時代には、婚姻制度はなかったので
当時は親に認められ共に生活する女性のことを妻と呼んでいた
明治時代になると現在の婚姻制度が確立
結婚する女性のことを正式に妻と呼ぶようになった
 
1257年頃、鎌倉時代に書かれた名語記に、
”子息が妻をよめとなつく”と記されている
意味は、息子の妻を嫁と名付ける
この頃から男性の両親が、息子の妻のことを嫁と呼んでいた
息子と一緒に住むようになった女性のことを
男性の両親が近所の人に「良い女が来てくれた」と言っていた
当時「女」は「メ」と発音していた
「良い女」の「よいめ」が省略されて「よめ」となった
嫁は息子の妻という意味
 
平安時代、身分の高い貴族は、妻以外に
食事など身の回りの世話をする女性を屋敷に住まわせていた
その使用人の女性が住んでいる部屋を「女房」と呼んでいた
いつしか使用人の女性のことも女房と呼ぶようになった
女房は、使用人の女性という意味
 
1562年、室町時代に書かれた北条幻庵覚書に
“きんねんざとうと申せば いづれも おくがたへ参候”と記されている
おくがたは、奥の方の部屋を表す言葉
室町時代、身分の高い屋敷の主は、妻を屋敷の奥の方に住まわせていた
奥に住む主の妻を、敬意を込めて「奥方」と呼ぶようになった
その後、奥方が変化し、奥様、奥さんと呼ぶようになった
奥さんとは、奥の方の部屋にする他人の妻のことを指す
 
明治時代、日本に会社制度が誕生
男性は家の外に出て会社で働き、
女性は専業主婦として家の中を守るという家族が増えた
家の外で働く男性が、妻を家の中にいる人という意味で「家内」と呼ぶようになった
家内は、家の中という意味
 
カミさんは、目上の人を表す「上様」が変化した言葉
カミさんは自分よりも偉い人を指す言葉
 
ちなみに現代で女房は、自分の妻を謙遜して使う言葉

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●硬貨の縁にギザギザがつくようになったワケ
江戸時代に使われていた大判小判
大判小判は、本物の金で造られていた
縁にはギザギザがなかったため、大判小判縁削り事件が多発
縁を少しだけ削り取って削りカスを質屋に持っていき、お金と交換
バレない程度に縁を削った大判小判も普通に店で使う
明治時代になると金貨と銀貨が発行されたときに
削られるのを防止するために縁にギザギザを付けた
 
●50円玉、100円玉、500円玉の縁にギザギザがついているワケ
50円玉、100円玉、500円玉は、金や銀で造られていない
ギザギザが作られるきっかけは、昭和26年のギザ10
当時は、1円玉や5円玉しかなく新しく造られた10円玉が
一番金額が高く、偽造防止のために縁にギザギザがつけられた
昭和30年、一番高い50円玉が発行され、
偽造防止のために縁にギザギザがつけられた
昭和32年、一番金額が高い100円玉が発行され、
偽造防止のために縁にギザギザがつけられた
昭和57年、一番金額が高い500円玉が発行されたが、
ギザギザよりも、さらに偽造されにくいNIPPONと500の文字が側面に刻印された
しかしギザギザがついていたほうが、偽造されにくいということで
平成12年に斜めギザギザからつけられた
 
●50円玉と100円玉の縁にギザギザを残したワケ
50円玉は、5円玉とほぼ同じ大きさで穴も開いているので
触って5円玉と区別するためにギザギザが残された
同じ理由で100円玉も10円玉とほぼ同じ大きさなので
区別しやすいようにギザギザがついている

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江戸時代の三大俳人:小林一茶
1816年、52歳の小林一茶は、28歳の菊と初めて結婚した
初めての結婚ということもあり、一茶は、菊に夢中
近所でも評判のおしどり夫婦だった
しかし1825年、結婚から9年後、
61歳の一茶を遺し、37歳で菊が他界
 
●妻が死ぬまで求め続けた俳人:小林一茶
1816年8月に、小林一茶がつけていた日記には、
8月8日 5回、8月12日 3回、8月15日 3回、
8月16日 3回……と夜の営みの数を記していた
若い妻を貰った一茶は、毎日 3~4回 菊を求めていた
栄養水準が低かった江戸時代、朝から夕方まで働き、
夜も眠れなかった菊は疲労困憊の末、衰弱死したと言われている
 
その後、2人の女性と結婚し、64歳で没する直前、3人目の妻を妊娠させた

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●パプリカは、色で栄養価が変わる
 
パプリカは、ナス科トウガラシ属
含まれるカプサイシンが劣性遺伝子なので辛くない
パプリカには、色んな色があるが、同じ野菜
収穫時期の違いで、色と栄養素に違いが生まれる
 
黄色いパプリカには、美肌効果が期待できるビタミンC、
抗酸化作用が高いルティンが含まれる
オレンジ色のパプリカには、
目を紫外線から守るゼアキサンチンが含まれる
赤いパプリカには、抗酸化作用が高いカプサイチンが含まれる
 
同じように
●枝豆ともやしは同じ植物
緑色で未熟な状態で収穫する枝豆
豆として成熟すると大豆
大豆を発芽させたのが、もやし
それぞれ栄養価が違う

(284)

●猫は、柔らかいモノに触れると本能的にモミモミする
 
猫が柔らかいモノを揉んでしまうのは、
ミルキングといわれる生態の名残り
子猫が母親の乳房を揉んで分泌を促す本能の乳児行動が原因
 
●猫が水が嫌いなワケ
猫の毛は、あまり水を弾くことができない
そのため一度濡れてしまうと乾きづらく体温が奪われてしまう
寒暖差が激しい砂漠生まれの祖先をもつ猫にとって
水に濡れることは死を意味するほど恐ろしいこと
生後3か月から水に触れさせると適応していく

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●猫がキュウリを見て驚くワケ
 
家猫の祖先は、リビアヤマネコ
リビアヤマネコは、アフリカや
西アジアの砂漠のような環境で生息していた
 
砂漠で最も恐れられていたのが、蛇
かつての天敵である蛇への恐怖心が、今でもDNAに刻まれている
細長く曲がったキュウリを見ると蛇だと勘違いしてしまう
 
猫の威嚇の鳴き声は、蛇が威嚇するときに
出す音を真似ていると言われている

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●猫は、甘さを感じない
 
通常、動物が甘さを感じるのは、舌にある味蕾のおかげ
人間に約1万個あるといわれる味蕾が、
猫には、たった500個ほどしかない
 
猫が美味しさを感じる大きな要素は、食感
肉食の猫は、鳥やネズミなどの小動物を食べていた
トロトロやツブツブなどの様々な食感で猫は美味しさを感じる
甘さは感じないが、
苦味、酸味、塩味は、敏感に感じることができる
 
さらに温度を感じるのは、舌ではなく鼻

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●猫パンチで性別がわかる
 
そもそも猫には利き手が存在する
 
イギリスの実験で、
オス猫21匹とメス猫21匹に瓶に入ったエサを与え。
どちらの手で取りだすかを観察した
その結果、
オスの約95%(21匹中20匹)が左手
メスの約95%(21匹中20匹)が右手という結果が出た

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