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世界で初めてカニカマを発売した株式会社スギヨによると
そもそもカニカマは、カニに似た商品を作ろうとして開発したわけではない
 
●カニカマは、人工クラゲを作る途中で偶然誕生した
 
昭和43年、中国との国交が悪化し、クラゲの輸入がストップしていた
スギヨは社運をかけて人工クラゲを開発した
ワカメなど海藻から出るヌルヌル成分 アルギン酸に
卵白を入れてよく混ぜるとジェル状になる
塩化カルシウム溶液に浸すと、まるでクラゲのようなコリコリ食感を生み出す
しかし開発した人工クラゲを調理すると
コリコリ食感のクラゲが醤油などの調味料と
反応してバランスを崩し、ふにゃふにゃになり弾力を失ってしまった
人工クラゲの開発を断念し、別に活かす方法を模索
人工クラゲを刻んで試食したところ、カニ肉に似ていることを発見
人工クラゲに、安くて癖のないスケトウダラ、
カニの甲羅などからとったカニエキスを加え、
食紅で表面を赤くすることでカニ肉に似た商品を開発
その商品に「かにあし」と名付けた
カニ一杯が約6000円だった時代に1パックわずか200円で売り出した

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