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おつまみ、酒の肴は、現在 お酒を飲むときに食べるものと
同じ意味で使っているが、
本来は、おつまみと酒の肴は、明確に分けることができる
酒の肴は、奈良時代には使われていた
当時酒の肴は、塩、醤、塩辛、貝の干物、果物、木の実など
肴(さかな)の「さか」は「酒」のこと、「な」は「おかず」のこと
●さかな とは、酒を飲むときに食べる料理のこと
その後、中国に、酒を飲むときに添える料理という意味の
「肴(こう)」という漢字があったので、「さかな」という言葉にあてられた
 
「おつまみ」という言葉が使われるようになったのは、
平安時代から室町時代と言われている
当時、酒と一緒に食べられていたのは、
塩、醤、塩辛、貝の干物、果物、木の実の他に
魚介類などの蒸し物、野菜の煮物、鴨や雉の焼物
この中で おつまみに分類されるのは、塩、貝の干物、木の実
●おつまみとは、箸を使わずに手でつまんで食べるもの
 
●魚(さかな)の由来は、酒の肴
江戸時代以前は、魚は訓読みで「うお」、音読みで「ぎょ」と呼んでおり、
さかなとは呼んでいなかった
江戸時代になると漁が盛んに行われるようになり、
酒と一緒に食べる料理として、刺身や焼き魚などの魚料理が
人気となりよく食べられるようになった
酒の肴のイメージが魚となり、次第に魚(うお)を(さかな)と呼ぶようになった

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